アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

江戸東京博物館を楽しむ

2013-03-27 06:00:04 | つれづれ
江戸東京博物館の20周年記念落語会を聞いた後は、せっかく来たので・・・ということで、博物館も見学することにした。


 これまでも何度か出かけてきているが、歴史マニアで落語マニアの小生からすれば、ここは何とも魅力的な施設である。
 いつものように、日本橋を模したエントランスから入る。この橋の左右が江戸ゾーンと東京ゾーンに分かれている。江戸ゾーンで橋の上から目立つ建物が、中村座と山車だ。


 橋を渡ると、江戸の町の構造がビジュアルでわかりやすく展示されていて、庶民の町のゾーンと、今のパレスホテルあたりにあった、松平家のお屋敷のミニチュアが・・・
 このゴミゴミとした庶民街からみれば、松平のお屋敷の広大なこと。妾馬の八五郎が赤井御門守のお屋敷に行った気分がよくわかる。

 さらに、展示は充実していて、三越のお店のミニチュアとか、なかなか充実している。落語を語る人間として、極めて貴重な資料が並んでいる。
 また当日は、葛飾北斎の富岳三十六景の展示もあった。有名な神奈川沖浪浦をはじめ、三十六枚すべてが見られるのは嬉しい。


 解説をつけてみるにつけ、北斎の天才性がほとばしっているのがわかる。さらにすごいのが、浮世絵であるがゆえに、これがたくさんあることだ。
 西洋の画家に与えた影響を考えるに、浮世絵師の力をまた感じてしまう。わけても北斎は変人で、絵師馬鹿というべきか。

 そしてここからは、東京ゾーンに移動。人力車などに実際に乗って写真など撮れる。小生は、江戸ゾーンで駕籠に乗って写真を撮ったのでこちらは遠慮した。
 さらに文明開化の頃のワクワク感がしのばれる展示の中で、地味な写真の展示だったが、こちらの写真は思わずスマホを向けてしまった。


 こ・これは・・・明治初期の頃の夜鳴きそば屋の屋台だという。おお、落語の時そばとか、うどんやのそれを知るのに貴重な資料である。
 うーむ、なんとなくわかっちゃいた気になっていたが、いざ本物を見ると、なるほどって気になる。

 改めて、江戸東京博物館の展示の充実ぶりを確認し、落語を勉強する上での貴重な資料が豊富なことに気付かされた。
 たまには立ち寄るのも楽しいかも・・・改めてそう思った。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京肉そば力屋 | トップ | 絶対領域広告フランスでも話... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事