週刊少年ジャンプ 感想

週刊少年ジャンプ 2018年15号 感想


ノアズノーツ

　池沢春人の新連載で、考古学をテーマにした作品。



　……かと思えば、この世界はループしていて、今は２周目だとか言い出した。

　なのに、現在の横浜の地下に“１周目”の横浜が埋まっていたら、ループじゃないじゃん。
　前提が異なるのに、１周目同様、現在の文明が2022年で滅びるというのも話が飛躍し過ぎ。
　女媧にでも作られたのか、この世界は……。


　それと、人類滅亡の危機だというのに、重要な鍵穴を15年も放置していたそうだが、



　……フタ壊せよ。

　『約束のネバーランド』といい、この作品といい、どうして律儀に鍵を探すのか。
　ヒロインが拾った石をSNSにアップしなかったら、タイムアップで人類滅亡だったのかよ……。




約束のネバーランド



　「一秒もない」と言いながら、鬼にペラペラ１ページ以上喋らせるなよ……。
　「10秒あげるよ」の直後、ページめくったら即射殺で良かったじゃん。
　『鉄血のオルフェンズ』の射殺シーンは良かった。


　しょうもない理由で、敵側が手加減するのは相変わらずだなぁ。
　その上、殺せないと言い切ってしまうから、何の緊張感もない。



　与えられた武器から、より強力な武器を製作していたところは良かった。
　まぁ、これが他の作品なら、後出しではなく伏線くらい張ってると思うけど。




Dr.STONE

　氷月たちは陽動で、本命は火矢での放火か。
　金狼を見捨てられなかった事から、人質を取れば勝ちだという読みは本気度高くて良いね。

　コクヨウも褒めていた様に、囮になって村を救ったスイカは大活躍だった。
　まさか、モブたちがモブのまま、毒ガスで死ぬとは思わなかったが。


　一旦退いた司帝国に対し、千空は先制攻撃を仕掛ける事を宣言。



　で、人類200万年最強の武器って何だろうね？
　NBC兵器？　いや、この世界なら石化光線か（笑）。

　冗談はさておいて、フツーに考えたら情報かなぁ？
　そのために、大樹と杠をスパイとして潜入させたんだろうし。
　ただ、前にも書いたけど、二人を人質に取られたらどうするんだろう？




呪術廻戦

　第２話。

　分かり難かった第１話とは裏腹に、恐ろしく淡々と進んだな。
　で、「東京都立呪術高等専門学校」とやらへのツッコミはまだなの？




アクタージュ

　例の飛び蹴りについて、一応は謝罪描写を入れたか。
　でも、全然謝罪になっていない上、そう感じている被害者側にフォロー入れさせるのな（笑）。

　無人島で目覚め、５分以内に殺し合いを始めるというアドリブを求められた主人公たち。
　作中でも「悪問」だと言われてたけど、とても映画の俳優決めるのに相応しいお題には……。

　３人が始めた演技を途中でぶった斬り、無人島とは限らないと言い出した主人公。
　確かに自然な演技だけど、人の邪魔をしておいて、肝心の部分が人任せの予感がヒシヒシと。




ぼくたちは勉強ができない



　表紙がメルヘン。


　あしゅみー先輩と成幸が家事代行サービス。
　桐須先生は予想していたけど、うるかや文乃まで依頼しているとは思わなかった（笑）。



　他の２人とは違い、うるかは家事万能だなぁ（笑）。




HUNTER×HUNTER

　カチョウ警護兵のキーニがどうして異変に気付いたのかと思えば、単に“円”を使ってたのか（笑）。
　センリツ同様の特殊能力者かと思って、その可能性を失念してたじぇ……。

　カチョウの守護霊獣が姿を見せていないというのは言われてみればだね。
　まぁ、第14王子も守護霊獣もそうだけど、現れていないのか、視えないだけなのか？


　幻影旅団。



　ああ、以前のチンピラが無知過ぎただけで、ちゃんと知っている人は知ってるのか。
　彼等はヨークシンの一件で得した側らしく、旅団に協力してヒソカを探す事を約束。
　ただ、190cm以上と強調しているけど、ヒソカの身長は187cmらしいのだが……？


　ヒソカの依頼により、イルミが旅団に入ったというのは驚いた。
　おまけに、依頼の内容がイルミに旅団としてヒソカ自身を狙わせる事とは。

　また、



　クロロは、もう「天使の自動筆記ラブリーゴーストライター」を使えない事が判明。

　ありゃー、ネオンとうとう死んじゃったのか…。
　まぁ、それは未確定だけど、話の都合でチート能力が封印されると萎えるよなぁ。
　扱いに困るチート能力なら、最初から出すなと……。

　それはさておき、シズクがデスノートに喩えていたけど、それは或る意味必然だよね。
　ネオンは例外だが、戦いの中に生きる者が、替えの利かない最大の武器を奪われるのだから。




火ノ丸相撲

　新連載ラッシュの影響だとは思うが、掲載順位が低くて怖い……。


　蜻蛉切には勝った事がなかったという鬼丸。
　だが、激昂した鬼丸は、その蜻蛉切を圧倒する。

　真正面から捩じ伏せる事は愚か、本気を出してなお、ただ勝つ事さえ出来ない蜻蛉切。
　遂には蜻蛉切は土俵に自ら手を付く事で、この勝負を投げようとしたが……、



　火の付いた鬼丸は、逃げる事を許さない！！
　蜻蛉切が分かりやすく悪役してくれただけに、これは溜飲が下がる。



　そんな鬼丸が浮かべたのは「修羅の相・無道」！！

　そうか。
　鬼丸は怪我をした薫丸に、自らの“死”を連想してしまったのか……。

　元々、鬼丸は「相撲の神」になるのではなく、「相撲の神」を斃そうとする者だからなぁ。
　その意味では、こうやって悪鬼と化し、神を殺して神の座に座るのもアリだけど。



「そうか… 君は そっちに行くんだねぇ」

　刃皇のこの呟きが印象的だった。