週刊少年サンデー 2009年46号 感想
マギ
西方へと侵略を進める煌帝国と、それを警戒する黄牙一族。
先に相手を発見したのは、煌帝国の方だった。
前回ラストの様子から、煌帝国はすぐに侵攻して来るものだと思っていた。
だが、軍を指揮する煌帝国の姫、練白瑛は自ら使者として黄牙一族の村を訪れた。
練白瑛は、供を2人しか連れず、異民族であるババに対しても意外と礼儀正しい態度。
ババは本名をチャガン・シャマンといい、第155代大王の孫娘だったのだそうだ。
……レベルEのバカ王子みたいに、ババが本名なのかと思っていた。
それはさておき、黄牙一族は、かつて大黄牙帝国という名の、歴史上最大の帝国だったらしい。
初代大王チャガン・ハーンは、「魔人のごとき力を手に入れて」世界統一まであと一歩に迫ったという。
しかし、帝国は徐々に弱体化し、近年の黄牙一族は奴隷狩りの被害にまで遭っているのだそうだ。
そこで、練白瑛は、黄牙一族に対し、煌帝国の傘下に入るように促して来た。

更に、練白瑛は、煌帝国の世界統一は、黄牙のご先祖様方と同じ『夢』なのだと続けた。
奴隷狩りという現実と、世界統一という理想を織り交ぜた、なかなかに上手い説得。
この言葉に、黄牙一族の中にも、賛同する者が現れそうな雰囲気だったが、

意外と冷静なドルジの一言で、皆は我に返った。
確かに、ドルジの言う通り、本質的には侵略と変わらないな。
まぁ、侵略されるのと、自ら傘下に入るのとでは、その後の境遇は異なるだろうけど。
さて、この場での説得が無理と悟った途端、練白瑛の部下、呂斎はこんな事を口走った。

……いや、阿呆だろ、コイツ。
どうして、上官が飴で釣ろうとしているのに、こんな事を言い出すんだか。
こんな物言いでは反感買うだけだし、方針転換するなら軍を連れて出直して来ればいいじゃん。
つか、この場に煌帝国の人間は3人しかいないんだから、下手したら殺されるぞ。
案の定、呂斎は、トーヤへの侮辱に激怒したドルジに斬り付けられてしまった。
死んだかとも思ったが、ドルジが手加減したのか、呂斎は服と皮一枚切られただけの軽傷。
怒りを露にした黄牙一族に対し、練白瑛は呂斎を連れて帰っていった。
呂斎が斬られた事で、練白瑛の部下の中には、黄牙一族への侵攻を進言する者もいた。
しかし、軍を預かる練白瑛は、その意見に反対した。

どうやら、練白瑛の黄牙一族への態度は、単なる演技では無かったようだ。
逆に言うと、呂斎の言動は、本当に独断だったんだなぁ。
侵略の口実を作るための作戦かとも思ったんだが、そんな事はなかったぜ。
しかも、呂斎は、練白瑛の決定に「…甘い、甘いですなァ~ やはり姫様には、戦事はおわかりにならないのでは?」などと陰口を叩いていた。
いや~、何とも分かり易い悪役だなぁ……。
口が災いして、姫への忠誠度が高い味方にまで、反感を買っているみたいだし。
そもそも、護衛として付いて行ったんだろうに、姫を危険な目に遭わせた反省はないのだろうか?
さて、今回は部外者だったアラジンだが、いつの間にか練白瑛のところにやって来ていた。
空飛ぶターバンに乗って、後を追って来たみたいだけど、何を考えているんだろう?
あと、初代大王チャガン・ハーンの「魔人のごとき力」ってのは、やはりマギやジンの事?
前回言っていた、煌帝国はあやしげな化け物を戦に使うというのと関連があるのだろうか?
それに、今回、ウーゴくんが何かに反応していた様子だったのも、気になるところ。
これから、話がどう進んで行くのか、今の時点では全く読めない。
はじめてのあく
前回の予告通り、今回は乙型のお話。
作られてから1週間後、乙型にはある不具合が起きていた。
と言うのも、ジローを見ると、モーターの回転数が上がって、調子が悪くなってしまうらしい。

ならばと思い、目を封印してみた乙型だが、今度は近付いただけで、調子が悪くなる始末。
いつの間にか手に持っている、ティンベーとローチンに笑った。
このままではジローに仕えられないと思い、右往左往する乙型。
だが、最後には、その“乙女回路”は、自分にとって大切なものだと認識を改めた。

調子は悪いままだと言って喜ぶ乙型が可愛過ぎる。
にしても、こんなAIを作るとは、ジローの父はどんな人なんだろう。
すっかり忘れていたけど、悪の組織の頭領なんだよな。
マギ
西方へと侵略を進める煌帝国と、それを警戒する黄牙一族。
先に相手を発見したのは、煌帝国の方だった。
前回ラストの様子から、煌帝国はすぐに侵攻して来るものだと思っていた。
だが、軍を指揮する煌帝国の姫、練白瑛は自ら使者として黄牙一族の村を訪れた。
練白瑛は、供を2人しか連れず、異民族であるババに対しても意外と礼儀正しい態度。
ババは本名をチャガン・シャマンといい、第155代大王の孫娘だったのだそうだ。
……レベルEのバカ王子みたいに、ババが本名なのかと思っていた。
それはさておき、黄牙一族は、かつて大黄牙帝国という名の、歴史上最大の帝国だったらしい。
初代大王チャガン・ハーンは、「魔人のごとき力を手に入れて」世界統一まであと一歩に迫ったという。
しかし、帝国は徐々に弱体化し、近年の黄牙一族は奴隷狩りの被害にまで遭っているのだそうだ。
そこで、練白瑛は、黄牙一族に対し、煌帝国の傘下に入るように促して来た。

更に、練白瑛は、煌帝国の世界統一は、黄牙のご先祖様方と同じ『夢』なのだと続けた。
奴隷狩りという現実と、世界統一という理想を織り交ぜた、なかなかに上手い説得。
この言葉に、黄牙一族の中にも、賛同する者が現れそうな雰囲気だったが、

意外と冷静なドルジの一言で、皆は我に返った。
確かに、ドルジの言う通り、本質的には侵略と変わらないな。
まぁ、侵略されるのと、自ら傘下に入るのとでは、その後の境遇は異なるだろうけど。
さて、この場での説得が無理と悟った途端、練白瑛の部下、呂斎はこんな事を口走った。

……いや、阿呆だろ、コイツ。
どうして、上官が飴で釣ろうとしているのに、こんな事を言い出すんだか。
こんな物言いでは反感買うだけだし、方針転換するなら軍を連れて出直して来ればいいじゃん。
つか、この場に煌帝国の人間は3人しかいないんだから、下手したら殺されるぞ。
案の定、呂斎は、トーヤへの侮辱に激怒したドルジに斬り付けられてしまった。
死んだかとも思ったが、ドルジが手加減したのか、呂斎は服と皮一枚切られただけの軽傷。
怒りを露にした黄牙一族に対し、練白瑛は呂斎を連れて帰っていった。
呂斎が斬られた事で、練白瑛の部下の中には、黄牙一族への侵攻を進言する者もいた。
しかし、軍を預かる練白瑛は、その意見に反対した。

どうやら、練白瑛の黄牙一族への態度は、単なる演技では無かったようだ。
逆に言うと、呂斎の言動は、本当に独断だったんだなぁ。
侵略の口実を作るための作戦かとも思ったんだが、そんな事はなかったぜ。
しかも、呂斎は、練白瑛の決定に「…甘い、甘いですなァ~ やはり姫様には、戦事はおわかりにならないのでは?」などと陰口を叩いていた。
いや~、何とも分かり易い悪役だなぁ……。
口が災いして、姫への忠誠度が高い味方にまで、反感を買っているみたいだし。
そもそも、護衛として付いて行ったんだろうに、姫を危険な目に遭わせた反省はないのだろうか?
さて、今回は部外者だったアラジンだが、いつの間にか練白瑛のところにやって来ていた。
空飛ぶターバンに乗って、後を追って来たみたいだけど、何を考えているんだろう?
あと、初代大王チャガン・ハーンの「魔人のごとき力」ってのは、やはりマギやジンの事?
前回言っていた、煌帝国はあやしげな化け物を戦に使うというのと関連があるのだろうか?
それに、今回、ウーゴくんが何かに反応していた様子だったのも、気になるところ。
これから、話がどう進んで行くのか、今の時点では全く読めない。
はじめてのあく
前回の予告通り、今回は乙型のお話。
作られてから1週間後、乙型にはある不具合が起きていた。
と言うのも、ジローを見ると、モーターの回転数が上がって、調子が悪くなってしまうらしい。

ならばと思い、目を封印してみた乙型だが、今度は近付いただけで、調子が悪くなる始末。
いつの間にか手に持っている、ティンベーとローチンに笑った。
このままではジローに仕えられないと思い、右往左往する乙型。
だが、最後には、その“乙女回路”は、自分にとって大切なものだと認識を改めた。

調子は悪いままだと言って喜ぶ乙型が可愛過ぎる。
にしても、こんなAIを作るとは、ジローの父はどんな人なんだろう。
すっかり忘れていたけど、悪の組織の頭領なんだよな。
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