週刊少年サンデー 感想

週刊少年サンデー 2013年08号 感想


付録



　「金属器の精獣ジン カーリ・ガネージャー」って、ナニコレ？

　疑問に思って説明をよく読んでみたら、漫画とは全然関係ないTCG用のカードなのか。
　表紙でアラジンやシンドバッドと一緒に描かれていたから、盛大なネタバレかと思って驚いたぜ。
　冷静に考えてみれば、カーリーとガネーシャを合成したジンなんているハズないのに……。




マギ

　レーム帝国の「火薬兵器」により、第１防御結界を破られてしまったマグノシュタット。
　しかし、それでもなお、マグノシュタットの圧倒的優位は揺るがない。


　最初は頼りなく思えたマグノシュタット兵だが、彼等が手にしていた槍は穂先から火を噴く魔法道具。
　その火尖槍（仮）から放たれる炎は、レーム兵の槍の届かない位置から、一方的に敵を焼き殺していく。
　……レーム軍は、魔導士の国へ侵略戦争を仕掛けておきながら、弓兵隊くらい用意してないのかね？


　更に、マグノシュタットは、「黒いジン」によく似た魔導兵器を持ち出して来た。



　魔導士が合図すると、この魔導兵器は繋がれた無数の管から魔力マゴイを集め出す。

　そして、モガメットが「なぎ払え！」と口にした次の瞬間、



　戦場にいた無数の兵士が、その姿を消し炭へと変えていた。

　前回はレーム帝国の火薬兵器に驚いていた癖に、何この凄まじい兵器……。
　こんなのまで魔法で創造り出せるんじゃ、そりゃモガメットも非魔導士ゴイを見下すよな。

　アラジンは、これはもう防衛戦争ではなく虐殺だと言って、この魔導兵器の使用に否定的。
　でも、相手が白旗上げた訳でもなければ、民間人に犠牲が出た訳でもないしなぁ。
　この魔導兵器を封印したところで、結局は大差ない人数が時間を掛けて死ぬだけの様な。

　ところで、参戦するか悩んでいたという事は、別にアラジンは戦争ダメゼッタイという考えではないんだね。
　スフィントスは侵略戦争は悪い、防衛戦争は正しいという考え方みたいだけど、アラジンもそうなのかな？



　さて、窮地に陥ったレーム軍を救うため、遂にファナリス兵団が戦場に現れた。



　ミュロン、混血にも関わらず、随分軽々と岩を投げるんだね……。
　見た感じ、使っているのは純粋な腕力だけで、眷属器の力を借りている様子もないのに。

　次々に岩を投げ、ファナリスたちは瞬く間に壁を築き上げた。
　そうして作られた壁は魔導兵器からの攻撃を防ぎ、レームの残存兵たちは九死に一生を得る。
　……岩くらいでどうにかなる威力には見えなかったけどなぁ。

　それと、名誉最高司令官の「我が国の『人の力』の象徴」というセリフにも、僕的には強い違和感が。
　まぁ、言いたい事は分かるけど、極めてフィクショナルなファナリスを指して「人の力」って……。
　僕には、どう頑張っても「人の力」ではなく、「人外の力」にしか見えないのだが。

　逆に一般兵については、マグノシュタットもレーム帝国もメンタルが弱過ぎるよな。
　優勢な時は尊大な態度なのに、反撃を受けるとすぐ涙目で弱音を吐くって、兵としてどうなのよ。


　ともあれ、いよいよファナリス兵団、マグノシュタット軍に向かって進撃開始。



　ファナリスvsマグノシュタット。
　脳筋と貧弱、もとい腕力と魔法の究極の対決だが、果たして勝利するのはどっちだ？

　ただ、マグノシュタットとしては、当然ファナリス兵団対策は用意してあると思うんだよね。
　レームを仮想敵国とするなら、ファナリス兵団、金属器使い、そしてマギ対策の３つは必須項目だし。
　逆にファナリス兵団の方は、魔導士対策なんて色々な意味で考えているとは思い難い。

　でも、話の展開的には、魔導兵器はこのままファナリス兵団に壊されるのかなぁ？
　ただのファナリスなら魔法でどうにでもなりそうだけど、問題は眷属器の数と性能か。


　いずれにせよ、どんな戦いになるのか、次回に期待。
　それと、アリババの登場にも期待。




神のみぞ知るセカイ

　ファンタジー攻略！
　成程、そんな奥の手があったのか。




史上最強の弟子ケンイチ

　ルグから距離を置こうとして、ミラーハウスに逃げ込んでしまった武田。
　あまりに不利なフィールドで、死の一歩手前まで追い詰められた武田は何を閃いたのか？
　どうやら、新しい突きみたいだけど、何か新技の伏線あったっけ？

　個人的には、美羽とリミの戦いよりは、武田とルグの戦いの方が面白い。