予報では、大荒れで雪となっていたが、せいぜい名古屋周辺までだろう。だから、この辺りは昨日以上の強風だけと覚悟はしていた。朝、目が覚めたらやけに静かだ。おお、ラッキー。これなら走れるぞと、雨戸を明けた。ら、なななんと、雪だあ~。静かな訳だ。通勤の車は数珠つなぎで殆ど動かない。それでも、お隣のお母さんは降って来る雪を傘で避けながら、元気よく勤めに出掛けて行った。雪の下に食べ物が隠れてしまった鳥たちは、方々を飛び回っていた。珍しく窓の外にヒヨドリがやって来て、山茶花の花を啄んでいた。ガラスが曇っていたのを良いことに、近付いてパチリとやった。首を竦めて外に出たら、背戸の南天の実が粗方無くなっていた。雪にも拘わらず人も鳥も元気だ。元気の無いのはジジだけ。





