『森林インストラクター』 かっちゃんの山歩き

人生のターニングポイントで一念発起!アラ50デビューの森林インストラクターのブログです。

森の樹「ウワミズザクラ(上溝桜)」

2013年05月16日 | 森の樹・花
2013年5月16日
今回は、この辺りの山で今、盛りを迎えている「ウワミズザクラ(上溝桜)」を紹介します。
いつも見慣れている「桜」とは似ても似つかない花を咲かせていますが、これもれっきとした桜の仲間なんです。
本来は、ウワミゾザクラ(上溝桜)の名前だったのが転訛(てんか※発音が訛って変わること)し、ウワミズザクラ(漢字表記は上溝桜のまま)になりました。
「上溝桜」のいわれは、昔はこの木の材の表面に溝を掘って亀甲占いに使用したからとのことです。
また、この木の英名のJapanese Bird Cherry(ジャパニーズバードチェリー)のとおり、鳥や虫が好んで集まるそうなので今度観察してみようと思います。
新緑の森の中に白い大きな花を木いっぱいに咲かせた姿は存在感もあり花もなかなか綺麗なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

先月の森林インストラクターデビューのときの参加者に山菜に詳しい方がいて、この蕾は塩漬けにして食べられることを教えてもらいました。同じ新潟でも食べられるとは初めて知ったので勉強になりました。
調べてみたら中越地方で良く食べられているようで、「杏仁子(あんにんご)」という名で商品化もされているんですね。


蕾が膨らんできています。 5月8日撮影

「開花」~遠くから見ると花というより白い「穂」に見えます。 5月12日撮影
他に例えるなら猫じゃらしにも。。。



ウワミズザクラの花の香りが杏仁豆腐の杏仁の香りに似ているらしいけど、杏仁豆腐ってあまり食べた記憶がないので分かりません(笑)
でも、このことが上記の杏仁子のいわれでもあるんですね。



終わりかけの八重桜(奥)と満開のウワミズザクラ 5月15日撮影


「葉」の形がいちばんサクラっぽいでしょうか

「幹」


サクラ独特の木肌ですが、色は濃い灰色で横長の白い模様が入るが特徴です。
カスミザクラ(霞桜)同様、サクラの中では見分けやすい方だと思います。


この後にできる実は食べられ果実酒にしたりもできるそうなので、以後も追加していきます。

花後の「実 」 2014年6月2日撮影

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