フィン・ユールのボウルは美しい。
私が知りうる数種類のボウルのどれもがそれぞれに
完全と思えるほどのかたちを持っている。
昔も今も世の中に挽きものの器は数あれど
そのどれともちがう美しさを感じる。
遠い昔、木をくりぬき器を作り
食物を盛ってみたり水を汲んだり
そして器は飾りを施され
人々の願いを込めて供物をささげられる。
やがて職人はろくろを挽き
生活用品として量産され
また工芸品として珍重される。
はたまた作家を名乗り生み出される
一点ものの職人アートとでも呼べそうなものまで・・・
古今東西、木の器の迷える魂を鎮めるかのように
フィン・ユールのボウルの静かな曲線は
円くめぐって終わらない輪を描き続けています。
最新の画像[もっと見る]
- 寒中お見舞い申し上げます 12年前
- 謹賀新年 13年前
- 桜製作所 干支 卯 14年前
- 桜製作所 干支 卯 14年前
- ingeborg lundin ariel vase sweden/orrefors 14年前
- ingeborg lundin ariel vase sweden/orrefors 14年前
- てらうちさだお 大きいトラック 日本 14年前
- てらうちさだお 大きいトラック 日本 14年前
- てらうちさだお 大きいトラック 日本 14年前
- てらうちさだお 大きいトラック 日本 14年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます