桜製作所の干支の置物
「巳」です。
桜製作所の干支の置物
来年の干支「卯」です。
息子の干支から毎年揃えている置物で
今度はどんなものかと毎年楽しみにしています。
樺桜の緻密な肌目は滑らかで
その自然な光沢は
うさぎのやわらかな毛のようです。
インゲボルグ・ルンディン
1964年製作
アリエルの花瓶です。
インゲボルグ・ルンディンといえば
宙吹きの作品 ”The Appel” が有名ですが
アリエル技法を用い幾何学模様を配したこのような作品なども
彼女のオレフォスでの仕事を語るうえでは
欠かすことの出来ないものだと思います。
底から湧き出て水面で弾け
そして消えゆく無数の泡のよう。
寺内定夫の木のおもちゃ、大きいトラック
1960年代のデザインでしょうか。
材質カツラ材、全長36cm
デザイナーの純粋さと職人の真面目さ
そこに生み出された静かなかたち最少の表現
鉄のかたまり無骨なトラックも
寺内定夫が表現すればこんなかたちに
触覚のようにも見える人形2体は運転手と助手でしょうか。
それとも僕と君かもしれません。
今日の荷物は特別です。恐竜満載です。
子どもたちにお届けよろしく願います。
カイ・ボイスンのサーヴィングセット
あまり見かけることのない
めずらしいものではないでしょうか。
ボイスンの名作 ”ダブルサラダボウル” に
セットされていたのと同じものです。
緩やかに反り返るような持ち手のかたちは
削りだした職人の手の感触を記憶しているかのようです。
ぼくが大臣になったあかつきには
国中の鉄道にきかんしゃトーマスとなかまたちとチャギントンの導入を
そして海上にはエリアスちいさなレスキューせんを配備し
街中の建築物はレゴブロックで建設して
あらゆる博物館で恐竜展を開催し
各家庭にチェブラーシカの支援を約束いたします。
エドヴィン・エールシュトレム
1946年のデザイン
”The Gondolier”です。
アリエル技法により表現されるのは
夕暮れのヴェネツィアで
ギターを抱え唄うゴンドリエーレ
それに耳をかたむける窓辺の女性
ガラスに封じ込められた
空気の精霊が語る
甘く美しい物語
寺内定夫の木のおもちゃ、10人のりバス
1960年頃のデザインです。
材質カツラ材、全長33cm、
どっしりと堂々と、そしてやさしく
大きくて力強い、子どもたちの大好きなバス。
幼い子どもが数える数字
いち、にい、さん・・・はち、きゅう、
そして達成感いっぱいに、じゅう!
はじめて覚えた数のかたまりは、1から10
力持ちのバスが乗せて運ぶのは
おおぜいのお客さんを象徴する10体の人形
広がり続ける子どもの想像力は
どんなお客さんを乗せてどこへと走り出すのでしょうか。
エヴァ・エングルンド
1983年のデザイン
Orrefors Galleryの作品です。
“Summer Wind”と名付けられたこの花瓶
グラール技法により表現されるのは
夏の風にそよぐ草木でしょうか。
見えないままの夏の風
木々の梢はたゆたい
鳥のさえずりを残す
見えないままの夏の風
古い手紙をひらり
斜光まばゆく惑う
見えないままの夏の風
まつげの雫をゆらし
あなたに虹をかける
当時のカタログに花瓶と器が紹介されています。
シロナガスクジラ こんなに大きいのか。
D51 231に会う 大きいよ。
大哺乳類展で骨を見る けっこう大きいね。
ラムダロケット用ランチャ 大きいもんだね。
スヴァン・パルムクヴィスト
クリスタルの彫刻作品
“The Magic Eye”です。
四角柱の向かい合う辺をすくい取るようにカットしたデザイン。
1972年に製作されその後80年代のはじめ頃
“Orrefors Gallery”の作品として復刻されました。
Orrefors Galleryとは
80年代当時オレフォスに在籍していたデザイナーの限定のアート作品や
それ以前の偉大なデザイナーたち
シーモン・ガーテ、エドヴァルド・ハルド、エドヴィン・エールシュトレム
そしてスヴァン・パルムクヴィストなどの名高い作品を限定復刻させた
特別なガラスに与えられた名称です。
私の持っているものはいずれも72年のもので
小さい方には”EXPO”の署名があります。
”EXPO”とは試作品や別注品などごく少数だけ製作されたものに記されたようです。
当時のカタログ”ORREFORS GALLERY 1984-1985”に
この“The Magic Eye”を見ることが出来ます。