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きもちばかりで

片倉小十郎景綱に興味津々

地理的倒錯?いえいえ知識不足です

2010-11-13 13:00:00 | 伊達の鬼萌え
またやらかしましたので修正しました。

11/7の『伊達の鬼』に関する記述です。「ju」を「ユ」と読むのはドイツ語系ですよね。スペイン語では「フ」でした。というわけで、Kagetsuna Kojuro Katakuraさんは、カヘツーナ・コフーロ・カタクーラさんでしょうか。
「カヘツナ」?

本日、2010/11/13は、太陰太陽暦で十月八日、つまり性山公・伊達輝宗様のご命日でございます。
本当は山形県の高畠は資福寺跡にあるお墓に行ってみたかったのですが、断念しました。断念の理由は1に体力不足、2に知識不足、3に財力不足です。

あー、でも行きたかったなぁ! もちろん戦国時代と気候は違うだろうけど、こういう季節だったんだと肌で感じたかった!そのうち絶対行くんだ!うん、心に決めたぞ。

ところで、今週金曜日、2010/11/19は、太陰太陽暦で十月十四日、つまり傑山公・片倉景綱様のご命日で……

VALIENTES Episodio:0 勇敢なる者!の巻

2010-11-07 23:00:00 | 伊達の鬼萌え
そしてコミックゼノン・私のお目当て『伊達の鬼』です。今度は『バリエンテス』が大きな文字で副題に『伊達の鬼 片倉小十郎』とつくらしいです。しかもEpisodioときたもんだ! 徹底してていいですねー、音で読むと バリエンテス・ダーテノオーニ・カタクーラ・コフウーロウ・エピソーディオ・セロ でしょうか。「Kojyuurou」がスペイン語的発音でどうなるのかわかりません。Kojuroなら間違いなくコフーロですね。

そんなことはともかく、待ってました再開! 61Pもあって読み応え十分! 顔は長いまんまでした(しょぼん…)が、なんだろうなこれは…鼻が長いのか?

前作からの全くの続きではないだろうな、とは思ってましたが、なんと、徳川家光と伊達政宗の対話から始まりました。松平陸奥守が良いジジイです。いや~んカッコイイわー。眼帯が蒔絵調で上物そう…。相変わらず小ネタが効いてて楽しいです。デフォルメが絶妙なんですよ。仙台中納言の一喝で部屋中のいろんな物が吹っ飛ぶというデフォルメの面白さを、その1コマだけの一発ギャグで終わらせずに以降のコマでまだ埃がたってたり屏風や襖が倒れてたりと、デフォルメにリアリティを加えてくれちゃう。その馬鹿馬鹿しさの中で何食わぬ顔で真面目な会話を続けられると……アラ不思議、デフォルメから発した埃の動きが画面効果に変わってるじゃありませんか。
好きだなあ、こういうの!

そして「時はさかのぼる事 天正十三年(1585年)」
ギャーッ! ついに来ちゃった天正十三年!
政宗家督後、檜原峠・蘆名氏相手の苦戦です。そこに小十郎の長男が生まれる話「彼むまれ子の事」をからめています。

ん?天正十三年?
重綱誕生の天正十三年説ですね。天正十二年説と2つあるらしいとはどこかで読みましたが、その根拠が何だったのかを忘れました。そして例によってどこで読んだのか覚えてないのでさっぱりでござる。
『片倉代々記』の重綱譜に「天正十二年甲申十二月廿五日」とあるので十二年が濃厚ですが、十三年のクリスマスだったら(クリスマス言うな)片倉家に慶事まかりならぬ理由が輝宗様の喪中(ううう)である可能性が高くなって私が萌えます。ごめんなさい。

天正十二年だとその理由は消えて、しかも既に長女がいるとなれば重綱は小十郎の初めての子供ではないから、単純に「政宗より先に子供を授かる」ことが問題とは言えませんよね。
「政宗より先に嫡男を授かる」ことが問題なのだとすると、「生まれて男だったら殺す」のか「既に男とわかっているから殺すと言っている」のかになりますが、私はどっちもありだと思ってます。
会社の同僚で第二子おめでたの人がいるんですが、まだどちらともわからないうちから長女の保育園のおともだち=つまり子供たちが口をそろえて「女の子だ」「女の子がいる」と言ってたんだそうです。で、現在産み月も近くなっての病院での検査結果は「女の子だろう」とのこと。
身体の感覚が今以上に鋭敏な昔の人で、しかも記録に残っているだけでも外科手術を3例成功させている小十郎なら、感知していても不思議はないかな、と。

第一子は、「政宗が家督前」で「女の子」だから普通に祝うことができた。でも、第二子は「政宗が家督直後」で「嫡男」だから憚った。家督というのはそれだけ重い意味のあることだったのでしょう。
そんな感じかな~?と想像しています。

思いっきり『バリエンテス』から話が逸れました。いや、何が言いたかったのかというと。
ラストシーンで幸せに重綱が生まれてますけど、天正十三年十二月二十五日だったら、その二ヶ月半前に輝宗様が鬼籍に入られてますよ~!とまあそんなコトです。
まさかスルーってことはないと思うんですが……次号が怖いわ。

コミックゼノンは月刊誌

2010-09-18 19:42:12 | 伊達の鬼萌え
コミックバンチは2つの雑誌に分かれたんですね。
『伊達の鬼 軍師 片倉小十郎』は、新創刊の月刊誌『コミックゼノン』に引き継がれることになりました! やったー!

あれ?でもなんか違う。タイトルが変わっている…?(上記誌名をクリックするとゼノンのサイトが開きますのでご覧ください。)

『バリエンテス 伊達の鬼 片倉小十郎』
VALIENTES…何語?ラテン系? と思ったらスペイン語でした。

valiente: ①勇気のある、勇敢な ②すてきな、すばらしい;ひどい、すごい: Hace un valiente frio.(ひどく寒い) ③からいばりやの(=valenton)

この形容詞にsがついて、VALIENTES。英語で言えばThe bravesって感じでしょうか? さしずめ和訳は『勇者たち』とでも。
何故わざわざスペイン語? あ!政宗様だから?…というのは穿ちすぎでしょうか。戦国武将グッズの商品名『伊達政宗大風呂敷』を見た瞬間に、ああ、政宗様だから…と納得したのは確かに穿ちすぎだったと思いますが。

コミックゼノンの第一号は10月発売とのこと。これからこのカテゴリーは「伊達の鬼萌え」じゃなくて「バリエンテス萌え」になるのでしょうか。いえいえ、タイトルから抜けた単語は「軍師」だけだから大丈夫。(なにが?)

コミックバンチの伊達の鬼としては、あとは12月にコミックス第5巻が発売される予定。
そういえば第4巻のカバー折り返しの政宗様の歌は:
 ゆくすえは 終に逢ひなん 道ながら しばしも別るる 旅ぞ悲しき
調べてみると慶長二十年三月、京を立って江戸に向かうときの作でした。「旅ぞものうき(物憂き)」とある本もありますが、オリジナルはどちらだったんでしょうね。「しばしも別るる」は「しばしも別る」の方がオリジナルだと思うのですが。
しかしまた、この歌をチョイスする心がニクイ。今まさに「しばしも別る」時間なファン心理をつっつかれました。5巻はどの歌なんだろうなぁ…。

予想しようかと本をパラパラとめくっていたら、辞世の句に対応するかのようなイメージの歌が目に入りました。
 たち去りて 浮世の闇を 遁(のが)れなば 心の月や なほも曇らじ
政宗57歳、母・保春院の死の報を遠く京都で受け、悼んで詠んだものだそうです。「浮世の闇」「心の月」というイメージが現世を離れる概念の中にあったのでしょうか。もしくは、母と子の共有する何かだったのでしょうか。それとも単なるマザコ……げふんげふん。

真面目な話、保春院と政宗の間だけに通じる何か(共有するヒミツとか…主に小次郎とか小次郎とか小次郎とか…)があったんだったらいいな、なんて妄想を逞しくしています。

伊達の鬼も、早く帰ってきてくれないと妄想が逞しくなりすぎてマッチョになっちゃうよ。頭の中でなんか違う話になる前に帰ってきてください。
あ、ご本人はあんまり顔(頭?)が長く伸びる前に帰ってきてくださいね。(マジでそこ心配)

第42話 新たなる旅立ち!の巻

2010-08-29 23:42:42 | 伊達の鬼萌え
顔、長っっ!!

あ、すいません、それより先に言うことがありますね。

ついに終わってしまいました。コミックバンチ。来年1月から(?)新創刊の月間誌『@バンチ』に継続予定の作品群の中に『伊達の鬼』はありませんでした…
あとは、9月9日にコミックス4巻、12月9日に5巻発売、完結、とのこと。しかしなんでしょうねこの「立身出世編 完」ってのは。どこか別の雑誌に移籍したりするのかしら。期待させちゃって、こいつー。(と、おデコを軽くつつく。…誰の?)

最終回はしょっぱなから鬼庭左月の「それもそうかのう…小十郎が一緒ならば…安心か!」という、信頼の一言が嬉しい回でした。内容でも綱元が「この綱元と小十郎は兄弟同然! 小十郎に万一大事があれば 綱元が真っ先に駆けつけまする」と血の繋がらないおにいちゃん発言。鬼庭家と片倉家が仲良しさん設定の大好きな私には至福のシーン。

そして回想シーンの輝宗様の御言葉 「お義にとっては 政宗も小次郎も自分の腹を痛めて産んだ可愛い息子… その息子同士が跡目を争って殺し合う事など さすがのあやつも望んではおらん」
いやだ、深いわ。
この時点での義姫の気持ちは、確かにそうだと思います。この後事態が変わっていくにつれて、彼女の気持ちがどうなっていくのか…本当に毒殺未遂事件を起こしたのか…。実は私はある程度の部分が狂言だったのではないか、と思っています。いえ、まあ、思いたい、って話なんですけどね。

うーん、ここで「今まで楽しませていただきました。ありがとう」と過去形で言ってしまっていいのか、どこかでまた続きに会えるのか。ビミョーすぎて素直に感想が言えませんね。とにもかくにも、綱元と小十郎が仲良くて嬉しいわ!

んで、『天翔の龍馬』は…………あーあ。
「コレ」が避けられるように龍馬が奔走してくれるってお話じゃなかったんだー。ちぇっ。
という感想で終わりました。

『伊達の鬼』がどこへ行くのか、もう少し待ってみたいと思います。

第41話 激突!の巻

2010-08-21 20:40:20 | 伊達の鬼萌え
いや~、ついにバンチ誌上に最終号告知が出ましたね~、って、のっけから『伊達の鬼』の感想じゃないし。

連載作品すべてが来週の最終号に向けてクライマックスなので、否が応でも盛り上がりますね。いいようなわるいような。悪いのかな。

『コンシェルジュ』も、ホテルというひとつの場所から始まって世界に広がった人脈を上手に使って感動的だったし。これ、廃刊前の力技じゃなくって、もうちょい余裕を持って描けたら映画のラストシーンみたいに感動的だったろうなぁ。

『天翔の龍馬』は徳川慶喜がカッコイイ! ホントにこんな展開になってたら、平民としては溜飲が下がるなぁ。その後の明治政府がどうなるのかはわかりませんが。
なのに、何故刺されちゃうワケ?! 来週の「王政復古編・完結」でとっくりと言い訳聞かせてもらおうかいっ!(ちょっと怒っているらしい)
帝の御前での正装が裸な公家と、ちょんまげがロン毛でガクラン着てる将軍と、あなたならどちらに日本の将来を託すか。
ロングちょんまげは、見慣れてきたらカッコよく思えてきました。やっぱり人間中身ですね。
半裸でも烏帽子ははずさないところは礼にかなっているのでしょうか。全裸でもソックスだけは…いえ何でもありません。

『紅蓮の花』。前回で幸村の死を描いた後は片倉重綱のターンでした。
いやー於梅ちゃんとのシーンは画面が美しいですね。ちょっと、なんというか、途中で歯が浮きましたが(笑)
景綱や針生氏の出番がないのは、このストーリーではしかたないと諦めまする。ラストシーンでは既に於梅が妻となっていました。お膝の上にのったミニ徳川家康が可愛かったな(違)。
特に説明もなくサラリと重綱が重長と呼ばれていたところは、おおっ!と思いましたが……、改名の理由は3代将軍家光の嗣子・家綱の諱字をはばかったのですから、重長もかれこれ60代。於梅ちゃんは…女性の年の話をするのはやめましょうか。いついつまでもお美しいご夫婦でなによりです。
意地の悪いツッコミはさておいて、こちらの作品も楽しませていただきました。ありがとうございました。

さて、我らが『伊達の鬼』ですが、見事な合戦シーンです! これ描くの大変だろうなぁ…などと、余計な感想まで出てしまうくらいの描き込みです。コミックスになったら、クリアな画質で見られるんだわ。わくわく。

なんかしらん、このマンガは、将だけじゃなく兵の動きもしっかりと感じられる気がするんですよ。動きというか…息吹?
ほどよく史実に沿って、ほどよくトンデモ戦記。そのバランスがすっごく好き。まあ座れや義胤様。(ウソです。義胤様はそれでいいです。ステキです!)

伊達家の若い力、政宗・成実・小十郎の大胆に躍動する戦法。亘理元宗が、留守政景が、村田宗殖が、国分盛重が、吼え、進みます。そして本隊の総大将・輝宗様、実元叔父様、左月斎の渋カッコイイことといったら!!基信がいないわ、後方支援かしら。
笑顔でさわやかなセリフを言った次のページで、非情な戦いを指示する武士の表情を見せる輝宗様に胸キュンです。

結局そこか自分。

もう認めざるを得ませんね。輝宗様にぞっこんです。
『伊達の鬼』には長く続いて欲しいけど、ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、、、

ここで終わったら輝宗様が畠山義継にお持ち帰りされるトコ見なくてすむな…なんて。思っちゃったりなんかしちゃったりなんかして。

ちょっとだけ、ですよーぉ!!