朝鮮軍とは日本帝国陸軍の朝鮮に駐留する大部隊のことです。関東軍が満州事変を起こしますが、日ごろから気脈を通じていた、朝鮮軍の司令官である林銑十郎が独断で朝鮮を出発して満洲の国境を越えて、吉林省を中心に軍事行動を起こしました。朝鮮に隣接する間島省(朝鮮-満洲-ソ連に囲まれた地帯)の琿春の八道溝でも中国と戦闘を行いました。このタイトルにありますように、朝鮮の京城龍山の第20師団がこの戦闘を行いました。
この図はその時の実況の図でございます。満州事変は関東軍や満鉄を中心とする日本の満洲植民地化政策が中国人からの反撃により、挫折寸前となりました。そこで、満洲全土を軍事力で制圧する意図がありましたが、日本は次第に更に中国の泥沼に陥り苦境に立つことになっていきます。