パリ旅行記、この辺で最後になるかな?
三日目、朝早くから起き、準備をする。
この旅行の中でもかなり楽しみなイベントだもん。朝からテンションも上る上る。
行き先を、クニャンクールか、ヴァンブかで悩んだけれど、なにぬねのりこさんオススメの、ヴァンブへ。
クニャンクールに比べて、地元の人が多いみたい。
ってなわけで、地下鉄乗り継ぎ、ヴァンブへ。
やってきました、蚤の市。
こっちの蚤の市は、いわゆるフリーマーケットとかとは少し違う気がした。
商品も、アンティークや古本やらが多く、なにか歴史を感じさせるものも多くあった。
ん~これが蚤の市、と少し干渉にひたる間もなく、漁る、漁る。
めっちゃかっこいいリングがあったけど、鬼のように高かったり、アンティークウオッチも、鬼のように高かったり(笑)
シャネル、YSL、LVなどのヴィンテージを置いてる店もあった。
そこでステキなGUCCIの靴(パンプス)を見つけたり。
なかなかステキな空間の中にいたと思う。
そこで見つけたステキなもの。
CHANELのフォトコレクション(96-97A/W)を思わず購入。
ほんとにほんとにいい買い物だったと思う。これのステキさは、はっきり言って言い尽くせません。しかもラガーフェルドの撮りおろし。なんか激レア感もある(笑)
テキトーに掘り出ししてたらかなりいい時間。そこから少し歩き、アレジア方面へ。
アレジアは、ストック(いわゆるアウトレット)の店が多く、シーズン落ちとはいえ、いい物が安く手に入る、という評判だった。
確かにアウトレットとはいえ本格的なショップが多い。
リキエルのストックで、カットソーを購入。半額なのが嬉しい。
そこからまた少し地下鉄に乗り、ポンピドゥー芸術センターへ。
ポンピドゥーの建物は、これまでの建物と違い、いかにも現代芸術的な建物。
中はダダイズム展をやっていました。
そこを出て、パレ・ロワイヤルを経由し、もう一度ウィンドウショッピングを楽しむ。
途中、「とらや」に入り、かなり遅いお昼ごはんをすませる。
出てくるご飯、お味噌汁、和菓子、抹茶。
世界で日本を味わう事ができた。
やっぱり自分は日本人なんだ、ということを実感させられた瞬間でもある。
とにかく、サンドイッチばかりで食傷気味の五臓六腑に染み入る美味しさでした。
買い物も適度にしつつ、ノートルダム寺院へ。
ノートルダム寺院もゴシック様式の建築物であり、その有名さは誰しもが知るところ。ビクトル・ユーゴーの小説の舞台にもなったよね、確か。
この建物はシテ島という小さな島の上にあるのだが、この島の景色は、それは実に素晴らしい。
丁度葉が色づきだし、落ち葉が増えてくるこの季節。(向こうはこっちよりかなり寒い)夕日が空を茜色に染めだし、葉にそれが反射し、散乱する。まるで光がそれ自身意志を持つかのように。今にも燃え出そうとせんばかりに。
このとき、僕はシテ島の公園のベンチで、この旅行について色々と思っていました。
ほんとに最初は勢いだけで申し込み、楽しみと不安とが入り混じっていた出発前。
パリについてのはじめての地下鉄。
パリで出会えたたくさんのすばらしい景色、風土、そしてまた文化。
目の前に広がる、映画のような光景。
あらためて、来てよかったと思える自分がそこにいました。
帰り道、名残り惜しくもパリの道をホテルへと行く。
疲れているので、その日もすぐに寝てしまった。
(これは余談であるが、その日ノートルダムで深夜キリスト様がライトアップされる、というイベントがあったらしい。その時は全く知らなかったのだけれど。そこに言った人に聞くと、すごい感動したと言っていた。それにいけなかったのが少し残念。)
いよいよパリ最終日。
最終日といっても、昼過ぎには空港に行かなければならないので、さほど時間はない。ホテルでゆっくり朝を過ごし、おみやげを買ったりして過ごした。
長いようで、あっという間の4日間でした。
いつかまた、この地を踏みしめることになるだろう。