軽野造船所 広報部

講座・デザイン・ガイドなど、歴史を核にした様々な事業を行う「軽野造船所」の活動をお伝えしていきます。

【軽野造船所史跡案内】ふるさと再発見 南北朝史跡バスツアー 

2023-06-27 11:45:12 | 史跡ガイド
去る24日、三島市錦田公民館様より依頼を受けた、ふるさと再発見南北朝バスツアーのガイドを務めました。

三島市の三嶋大社には足利尊氏をはじめとして、足利直義や北畠顕家などの古文書が遺されているほか、一遍ゆかりの西福寺、尊氏の叔父の日静が創建した円明寺、足利義詮の墓碑がある宝鏡院を車内で解説しました。

興味深いのは、足利尊氏が竹之下合戦の最中である12月12日に三嶋社に宛てた文書で長崎郷という源頼朝が旗揚げした際に寄進した土地を同じように寄進している事から、既にこの時から将軍への野心というものがあったのではないかとも思います。

竹ノ下合戦で戦死した二条為冬を祭神とする裾野市の佐野原神社では、神社の方に柳原白蓮が奉納したという鈴を見せて頂きました。



合戦が繰り広げられた小山町竹ノ下では、脇屋義助が陣を置いた興雲寺、天平時代からある宝鏡寺、付近の矢台、有闘坂、陣場、釜沢といった合戦由来の地名を案内しました。


20名以上の方に南北朝の魅力が伝えられたのではないかと思います。

なお、軽野造船所では、南北朝時代をテーマにしたデザインTシャツ「Road to NANBOKU-CHO(南北朝への道)」があります。

全国的な動乱であった南北朝時代に登場する主な地名を記し、主要な合戦を交戦勢力の家紋で表現しました。

足利尊氏の経路を破線と実線で表し、右隅の騎馬武者像は、足元を変えて各地の動乱を駆け抜ける疾走感を表現しました。

更に詳しい情報、お求めは以下の軽野造船所BASEショップへ。

https://karunozosen.base.shop/items/50822869



【定期歴史講座】7月22日開催「異国から外国へ 侍たちの海外日記 」三島市カフェハピネスにて

2023-06-19 11:22:22 | 歴史講座

カフェハピネスでの定期講座、7月22日は
「異国から外国へ 侍たちの海外日記 」
を実施します。

 江戸幕府は開国して外交という今までに無い国際関係の構築を模索するようになる。未知なる仕事に挑んだ侍たちも渡航の必要に迫られ、外国を見聞する者も現れ,それぞれが改めて日本という近代国のかたちを模索するようになる。
 今回は万延遣米使節と文久遣欧使節に参加した侍たちの日記を追って行きます。


文久遣欧使節のロンドン博覧会見学


参加費は500円+1オーダー
個室のため定員八名。予約優先となっております。
カフェハピネス(三島市本町10−4055-975-0489)への予約をお願いします。
予約なしの方は来店してお待ち頂き、席に余りが出てから入室して下さい。