災害応援の2週間は、大変だったでしょうとみんなが言ってくれる。
確かに、ひどく切ない日々だった。
わざわざ人事企画部の知り合いにお願いして、対策本部がある場所ではない被災地に派遣してもらった。
私が立会した建物は、木造でツーバイフォー以外の、損害保険会社の用語でいうところの家計地震保険が付保されている建物。
知識が少ない私に鑑定できるのは、そこまで。
それでも、1日15件くらいは見て回った。
国が決めた全損一括認定地域以外でも、全損の建物は多く、言葉を失うような惨状がそこにあった。
一方で、認定方法では無責となってしまう建物もあった。
津波被害はもちろんのこと。
建物の地震保険の認定方法は、建物の基礎、外壁、屋根、柱の損傷状況で決まるので、それ以外の部分が壊れてても、ダメ。
ひび割れの鑑定には、迷いもあった。
今回、つくづく認定方法に問題があると感じずにはいられないような壊れ方もあり…。
今、愚痴っても仕方ないけれど。
女性一人で立会に行くと、まずはビックリされたり、不信されたりします。
…ついでに威嚇も多少、泣き落とし?!も多少、感謝もいっぱいされました。
初めてではないので、慣れてはいますが、いろんなエピソードが毎日たくさん起こるので、ストレスは溜まります。
喜ばれても、ストレスは溜まりますね。
そもそもが、被害にあって多くを失っている方に感謝されたり、有難がられたりするのは、最後まで慣れませんでした。
いろんな涙をもらったりすると、ホテルでひとりになった時に自分も涙が出ます。
もし自分の身に起こったら、っていうことも考えずにはいられなくなります。
そして、ヒロの身にも起こっている、お義父さんやお義母さんも苦しんでいると思えば、切なさややるせなさは募ります。
自分の家に帰ってきても、そういったいろいろなことが心の中で、なかなか片づけることが出来ません。
何より私には守りたいものがある。
ヒロとの生活。
ヒロとの暮らしがどれほどに尊いものかということを改めて実感して、ヒロが恋しくもなりました。
余震が起きるたびに生きた心地がしなかった、仕事が手につかなかったと言ってたヒロの言葉もきっと、あながち大げさではないに違いなく…。
ただ、幸いにも私が赴いた土地は、私が滞在していた2週間は大きな余震がなく、あっても震度3程度が数回。
さすがに、停電が恐くて懐中電灯を傍に置いて眠ったけれど、余震に対しての恐怖心はなかった。
土日は立会の予約が多く、休めなかったので休日出勤をし、結果働き詰めだったけれど、今のところ身体の疲れはなく、ただ心は疲労した、ちょっとだけ。
ヒロの実家にも、日曜日の午後に行くことが出来た。
ひとりで訪ねて大そう驚かれたけれど、暖かく迎えられ楽しいひと時も過ごせた。
応援に出かけたことには満足している。
確かに、ひどく切ない日々だった。
わざわざ人事企画部の知り合いにお願いして、対策本部がある場所ではない被災地に派遣してもらった。
私が立会した建物は、木造でツーバイフォー以外の、損害保険会社の用語でいうところの家計地震保険が付保されている建物。
知識が少ない私に鑑定できるのは、そこまで。
それでも、1日15件くらいは見て回った。
国が決めた全損一括認定地域以外でも、全損の建物は多く、言葉を失うような惨状がそこにあった。
一方で、認定方法では無責となってしまう建物もあった。
津波被害はもちろんのこと。
建物の地震保険の認定方法は、建物の基礎、外壁、屋根、柱の損傷状況で決まるので、それ以外の部分が壊れてても、ダメ。
ひび割れの鑑定には、迷いもあった。
今回、つくづく認定方法に問題があると感じずにはいられないような壊れ方もあり…。
今、愚痴っても仕方ないけれど。
女性一人で立会に行くと、まずはビックリされたり、不信されたりします。
…ついでに威嚇も多少、泣き落とし?!も多少、感謝もいっぱいされました。
初めてではないので、慣れてはいますが、いろんなエピソードが毎日たくさん起こるので、ストレスは溜まります。
喜ばれても、ストレスは溜まりますね。
そもそもが、被害にあって多くを失っている方に感謝されたり、有難がられたりするのは、最後まで慣れませんでした。
いろんな涙をもらったりすると、ホテルでひとりになった時に自分も涙が出ます。
もし自分の身に起こったら、っていうことも考えずにはいられなくなります。
そして、ヒロの身にも起こっている、お義父さんやお義母さんも苦しんでいると思えば、切なさややるせなさは募ります。
自分の家に帰ってきても、そういったいろいろなことが心の中で、なかなか片づけることが出来ません。
何より私には守りたいものがある。
ヒロとの生活。
ヒロとの暮らしがどれほどに尊いものかということを改めて実感して、ヒロが恋しくもなりました。
余震が起きるたびに生きた心地がしなかった、仕事が手につかなかったと言ってたヒロの言葉もきっと、あながち大げさではないに違いなく…。
ただ、幸いにも私が赴いた土地は、私が滞在していた2週間は大きな余震がなく、あっても震度3程度が数回。
さすがに、停電が恐くて懐中電灯を傍に置いて眠ったけれど、余震に対しての恐怖心はなかった。
土日は立会の予約が多く、休めなかったので休日出勤をし、結果働き詰めだったけれど、今のところ身体の疲れはなく、ただ心は疲労した、ちょっとだけ。
ヒロの実家にも、日曜日の午後に行くことが出来た。
ひとりで訪ねて大そう驚かれたけれど、暖かく迎えられ楽しいひと時も過ごせた。
応援に出かけたことには満足している。