珈琲ひらり

熱い珈琲、もしくは冷珈なんかを飲む片手間に読めるようなそんな文章をお楽しみください。

断章のグリム 人魚姫(下)

2007年03月14日 | 読書


 『断章のグリム 人魚姫(下)』
  甲田学人 著


 本当にもう、この人は、これでもまだ自分の書く作品はメルヘンと言い張りますか? か? ってなぐらいに今回も人がグロイ死に方をしていく作品でした。
 もうだいたい人魚姫のストーリーに今回のお話の登場人物をあてはめていって、誰が泡禍に犯されているか考えている時点で、たぶん読者への騙しで、本当はこいつが汚染されている人だな、と思っていたらビンゴでにやりの作品でした。
 最初に八尾比丘尼のお話が出てきて、人魚繋がりで出したのかな? と思ったのですが、途中で何故冒頭にこのお話が出てきたのかよくわかるシーンがありまして、あー、もう、やってくれましたね、甲田先生。しばらくカレーが食べられないじゃないか! っていう感じです。(ぐすん。)
 や、でも当分はだけど本当にカレーはいいかなー、っていう感じです。;


 だけどこの先生は・・・・・・・



 この先生が書いた『Missing』が私は大好きで、これはホラーなのですが、本当に描写がグロくって素敵なので、ホラーが好きな人にはお勧めです。
 全13巻です。
 この作者を勧めるのならどっちを勧めると言われれば、私は『Missing』を押しますね。
 一度本当にホラー好きの人は読んで下さい。
 一巻はちょっとあれかもしれませんが、二巻からが本気でやばいぐらいに面白いのですよ!!!

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