今日はずっと外に居たのですが、雨が降り出した時の雨の匂いがなんだかぎすぎすして、疲れた心をすごく癒してくれたように思えました。^^
本当に疲れてたり、嫌な事ばかりの時こそ、外に出て、何かに触れた方がいいのかもしれませんね。
トリブラ最終巻、最高でした。(><
本当に吉田先生、どうかゆっくりとお休みくださいね。そしていつかあの世に行ったのならきっと先生が天国で紡がれているのであろう未完のトリブラの続きを読ませていただきたいと想います。
ここからトリブラへの愛を語ります。
アニメを何の予備知識も無く楽しみたい方、また小説を楽しみたい方は読まない方が良いですよ~。すべてを語りますから。とくにアニメは見えないので、もう本当に見える人の楽しみを奪うべく声を大にしてあらすじのすべてを語ってや――――ピィー――――。
こほん。
トリニティ・ブラッド、このタイトルは三人のクルースニク(吸血鬼の血を吸う吸血鬼)の物語を意味しているらしいです。
今回手に入れた小説は未完で終わった物語の補強として、先生がお残しになられたプロットを元に説明がなされていて、連載当初からずっと謎であった事柄のほとんどが説明されていて、本当にすっきりとするものでした。
内容は第三次世界大戦、そしてその後に起こった争いによって、世界の半分は住む事ができなくなり、その世界には二つの月があって、その月よりやってきたメトセラ(長生種)=吸血鬼と生き残った人類を統べるヴァチカンとの戦い、さらには『我ら炎によりて世界を更新せん』を愛言葉にテロ活動をする薔薇十字騎士団の三つ巴の戦いなのです。
三つの勢力にはすべてにクルースニクがいます。
そしてヴァンパイア。
この2つに共通するナノマシン。
ここが今回の小説で詳しく語られていました。クルースニクは意志を持つナノマシンで、自らの餌としてパチルスを作り、そして色んな星の生命体を壊していたのです。
そしてそのナノマシン生命体クルースニクが火星にやってきて、そこで事故にあって、冬眠。
増えすぎた人類移住計画でやって来た地球人がそのクルースニク、パチルスと遭遇。
パチルスは普通の人間に寄生し、その能力によって人間をメトセラ(長生種)としました。
クルースニクは火星移住計画の管理者として作られた存在(試験官によって人工的に作られた)アベル・ナイトロード、カイン・ナイトロード、セツ・ナイトロードに移植されました。なぜかクルースニクは彼らのような人工の生命にしか移植できなかったのです。
しかしやはり人類とは愚かな生物で、火星で見つかったそのナノマシン・パチルスと超テクノロジーを巡って戦争が起こり、そしてアベルたちが地球に戻った時には核と生物兵器で地球は壊滅状態でした。
そこでアベルたちは発見したテクノロジーで地球を救おうとします。
しかしこの時点で地球の人たちのレベルは中世クラスまで落ちています。
逆にアベル、カイン、セツなどはクルースニク、そして他の人もパチルスによるメトセラ(この時代では彼らの事を帰還者と書いて、メトセラと言います。)に恐怖を抱いていました。
そしてなぜか地球環境がメトセラたちのパチルスに影響を及ぼして、血液の中にあるパチルスが赤血球を喰らうという障害が出てしまい、メトセラたちは貧血症状に襲われ、そして地球人の血を飲みたいという衝動に襲われて、地球人を襲うようになります。
しかしそれでもリリス(アニメを見ている方はわかるでしょうか? ウィッチハントで、少女の能力によってアベルが見る過去の映像で殺されている女性が彼女で、その殺害者がカインなのです。)は地球人のために活動するのですが、地球人は彼女を襲い、リリスは助かるのですが、メトセラたちは殺されてしまいます。
怒るアベル。
そしてアベルはクルースニクとして百万単位の人間を殺しまくります。
カインもセツも。
しかしリリスはそれを嫌い、やはり作られた彼女は4番目のクルースニクとなって、テクノロジーを持って、人類をまとめる教皇庁へと行き、人間と協力してアベルたちと戦い、アベルはリリスが好きだから、それにショックを受けて、それでアベルはリリスに説得されて、自分の間違いに気付くのですが、時すでに遅し。
リリスはカインに殺され、
アベルはセツと共にカインを方舟(二番目の月。実は兵器)から突き落とします。
そしてリリスの遺体と共に地下の墓地で900年間過ごすアベルはカテリーナと出会い、彼女の剣として、かつて恋したリリスの意志を引き継いで、再び復活したカイン率いる薔薇十字騎士団と戦うのですね。
帰還者(メトセラ)はしかし、メトセラたちをまとめて、新たな主へと進化した人類として、そのメトセラの国を作ったセツによって保護されます。
ナイトロード兄妹の中で本当に健気な彼女。しかしカインによって・・・
これは先生が亡くなったので、書かれる事の無かったお話だったのですが、イラストが掲載されていて、ショックだったです。(><
序章だけが書かれたお話の冒頭で描写されるセツは本当にシン(種運命)の馬鹿なんかと違って、誰にでも愛されるキャラです。
そうそう。それでアレッサンドロは絶対に真の教皇となって、ハヴェルの意志を継いで、エステルと共に人類を率いると想っていたのに…ああ、まさか、あのような事になるなんて…。イラスト、そして先生の考えておられたプロットを見て、彼の運命に愕然となってしまいました。
何よりもかわいそうなのはカテリーナ様。(><
プロットを読んでて、もう本当にカテリーナ様が切なくって、かわいそうで。
なんだかこう、28話のアスラン以上にアベルの馬鹿ぁーーーーーって叫びたくなりました。(><
エステルとアベルがくっつくよりも、アベルは絶対にカテリーナ様と幸せになってもらいたかったのですが、もうその光景も永遠に紡がれる事はなくなったのですが。。。。
本当にもう、トリニティ・ブラッド全13巻、買って損は無いです!
アベルは最高ですよ。^^ 本当に馬鹿で、不器用で、頼りなくって、どうしようもなくって、アホ、馬鹿、死んだリリスを大切に想う気持ちも、彼女を救えなかった自分を恨む気持ちもわかるけど、でもおまえは今を生きているんだから、同じ今を生きて、今の君を好いてくれているカテリーナ様を大切にしろよ、っていうぐらいにじれったいけど本当に最高です。(><
読んで損は無しです。
短編、長編、どりらもお話は途中で終わってしまいますが、短編最終巻、神学大全で先生が残したプロットでお話はだいたいわかります。。。。(読んでて切ないですけどね。)
でも本当に最高です。すごいです。吉田先生のお話、アイデア、そして文章のデッサン力、すごいですよ。そしてアニメのレオンの兄貴には無い男の魅力、髭ダルマッチョが小説には描かれています。(><
だけど本当に神学大全、買ってよかったと想ったのはアベルとカテリーナの出会い、AXができるまでの話、レオンの過去がわかった事でしょうか? プロットではなく、やはり先生が書いた物語が読みたかったですけど。
そう。それでアニメのイラストよりも、ふざけた漫画よりも小説のイラストは最高です!
すごく綺麗ですよ。^^
画集、約9000円はすごく高いですが、買いたいなー、と想います。^^
読んでいただきありがとうございました。^^
でもあれですね。あんなにもうざいシンをまだ擁護する声がある事に驚きました。;
本当にあんな奴のどこがいいんだろう? っていうか、シンもルナマリアも嫌いなタイプの人間だから、まったくどこがいいのかわかんない。。。基本的にミネルバクルーは、副長以外全員嫌い。。。。
ってまあ、アニメの話だから、どうでもいいんですけどね。うん。
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