2011.1.16
新春恵比寿寄席「柳家喬太郎・橘家文左衛門 二人会」@EBIS 303
市也 : 牛ほめ
文左衛門 : 雑俳
喬太郎 : 抜け雀
仲入り
喬太郎 : 反対俥
文左衛門 : 文七元結
昨年に続き二度目の会。ホールの会には珍しい自由席なんだけども、昨年は確かそうでもなかったなと高をくくっていたら、開場直前はエライ並びっぷりで驚きました。
文左衛門師の一席目は、CDでも聴くネタ。お題のバリエーションでいかようにもなる噺だと思うのだけれど、程良い繰り返しが良い聴き心地でした。続く喬太郎師の一席目は、年末にも聴いた噺。とはいえ、あの時は後段の演劇や新作に繋ぐ意図があっての演出だったので、素で聴くのは始めてだったのだけれど、同じ名人ネタな「竹の水仙」に似た導入のくだりから、徐々に分化して、別物になっていく様は(あまり良い楽しみ方ではないと思いつつ)楽しめました。どうも僕は、この噺の構造が好きみたいで。
仲入り後の喬太郎師匠、先ほどとは一転してマクラで笑いを誘いつつ、敢えて挑む「反対俥」。いろんなものを飛び散らしながら演じる喬太郎師の熱演に、笑い通しでした。トリの文左衛門師匠、今度は一転してシンとした空気の中、大ネタで一席。昨年も仲トリで大熱演な「芝浜」でしたから、ある意味、師にとってそういう場なのかもしれません。佐野槌と吾妻橋と、それぞれで異なる表情を見せる長兵衛さんの気が伝わる、良い一席でありました。
そんなこんなで、気がつけば充実の3時間。来年も恒例に来られるとよいな。
新春恵比寿寄席「柳家喬太郎・橘家文左衛門 二人会」@EBIS 303
市也 : 牛ほめ
文左衛門 : 雑俳
喬太郎 : 抜け雀
仲入り
喬太郎 : 反対俥
文左衛門 : 文七元結
昨年に続き二度目の会。ホールの会には珍しい自由席なんだけども、昨年は確かそうでもなかったなと高をくくっていたら、開場直前はエライ並びっぷりで驚きました。
文左衛門師の一席目は、CDでも聴くネタ。お題のバリエーションでいかようにもなる噺だと思うのだけれど、程良い繰り返しが良い聴き心地でした。続く喬太郎師の一席目は、年末にも聴いた噺。とはいえ、あの時は後段の演劇や新作に繋ぐ意図があっての演出だったので、素で聴くのは始めてだったのだけれど、同じ名人ネタな「竹の水仙」に似た導入のくだりから、徐々に分化して、別物になっていく様は(あまり良い楽しみ方ではないと思いつつ)楽しめました。どうも僕は、この噺の構造が好きみたいで。
仲入り後の喬太郎師匠、先ほどとは一転してマクラで笑いを誘いつつ、敢えて挑む「反対俥」。いろんなものを飛び散らしながら演じる喬太郎師の熱演に、笑い通しでした。トリの文左衛門師匠、今度は一転してシンとした空気の中、大ネタで一席。昨年も仲トリで大熱演な「芝浜」でしたから、ある意味、師にとってそういう場なのかもしれません。佐野槌と吾妻橋と、それぞれで異なる表情を見せる長兵衛さんの気が伝わる、良い一席でありました。
そんなこんなで、気がつけば充実の3時間。来年も恒例に来られるとよいな。
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