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Week8 パッカーズ@ベンガルズ

2005-11-03 00:00:00 | NFL
Favre picked off five times in loss to Bengals(ESPN)

純粋なポケットパッサーであるカーソン・パーマーと純粋な"ワイルドシング"パッサーであるブレット・ファーヴの対決。
そして今年絶好調の(ある程度ここまでの好調さは予想できたけど)ベンガルズと今年ケガ人続出で
不調が続くパッカーズの対決です。今シーズンここまでの成績を見ればベンガルズが楽に勝つだろうと、
そう思ってみたのですが・・・

試合としては完全にベンガルズのペースでした。というよりはファーヴが自己最悪の5インターセプトを
犯してしまえば、パッカーズが勝てるわけもありません(最後の最後には乱入したファンにボールを奪われる始末)。
しかし、ベンガルズもよかったのかと言われるとかなりの疑問でしょう。それはディフェンスが5インターセプトを
奪ったにもかかわらず、オフェンスが十分に応えられず、1TD差で何とか勝ったというべきです。ベンガルズの
オフェンスにはまだまだ改善の余地があるようです。

例えば、最初のTDを挙げる前にFOXが紹介していたデータとして、レッドゾーンでのプレイ数はNFL最多でも、
そこからTDを挙げた数は下から数えた方が早いというものです。これはなぜかを試合を通じてわかったことですが、
ショートヤードを獲得するプレイがルディ・ジョンソンのランしかないのです。確かに、WRのふたり、チャド・ジョンソンと
T・J・フスマンザーレは能力がある選手ですし、ディープに走りこめば相当の脅威です。この試合でもミドル以上の
距離へのパスを投げていました。その一方でショートヤードのパスがあまり見られなかったのが気に掛かったところです。
ルディ・ジョンソンのラン以外で確実にショートヤードを獲得できるプレイがあれば、ロングパスもより活かせるでしょう。

そうしたところもまだ若さで乗り切ることができているのかと思います。しかし前半終了直前にフスマンザーレが
サイドラインを割らずにインバウンドでプレイを止めてしまったため、FGのチャンスを逸してしまいました。
ハーフタイムにHCのマーヴィン・ルイスが「ケアレスミスが多すぎる!」とコメントしたのもわかります。若さが悪い形で
出てしまった例と言えるでしょう。

そうしたところもありつつ、6勝2敗というのは、チームが上向きになっていると評価してもいいでしょう。
ところが、来週からはレイブンズ2試合、コルツ、スティーラーズとかなりタフな対戦を控えています。3番手RBで
高校生時代に「Mr.オハイオ」にも選ばれたというトニー・フィッシャーに走られてしまったランディフェンスと共に、
オフェンスも改善の余地があるでしょう。逆に言えば、改善がされ続けていけば、眠り続けていたベンガルトラが
しばらくの間凶暴になる可能性もあるのです。


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