| 'CSI effect' cuts both ways(CNN.com) テレビ東京で先週月曜日の昼からCSI Miamiがはじまったので、毎日録画したのをさっき見終わりました。 さすがジェリー・ブラッカイマーです。何手間もかけていて非常におもしろいです。同時に、ブラッカイマー作品である "Without a trace"にも通じる雰囲気、演出手法があります。ただ、"trace"と決定的に違うのは、事件解決への 道のりそれに尽きます。CSIではいわゆる「科学分析」を元に犯人を見つけるのです。太陽がサンサンと降り注ぐ マイアミで発生するいろいろな事件を、陰気臭いラボでものすごい細かい物象からこれまた細かい手掛かり情報を 見つけ出し、そして犯人の足と照らし合わせます。この陰陽だけでも十分おもしろい設定だと思います。 アメリカではCSIはスピンオフドラマの代表作としても知られています。今ではCSIシリーズ3本がCBSで放送中。 もちろんスピンオフするにはそれなりにおもしろくなければならないわけです。ドラマストーリーとしても十分に おもしろいのですが、このドラマが興味深いのは、いろいろな犯罪科学について教えてくれるという点です。 このドラマに限らず、アメリカのプロフェッショナルを描くドラマでは、そうした難しいことをドラマのセリフとして さらりと言わせているところも、一般の人が難しいドラマを見るのを楽しめる要素だと思います。大人気ドラマの "ER"を見て、自分の病気の初期症状に気づいて一命を取り留めたという話もあるくらいなので、 アメリカではこの手のドラマの影響力は非常に大きいです。 一方で、犯罪科学や例えば爆弾の仕組みをドラマの要素にすることは、この記事に出ているカリフォルニアの 犯罪ラボの人が言うように、犯人になろうとする者に対して証拠隠しのヒントを与えることにもなり得ます。 しかしそれ以上に、犯罪ラボの技術がそれより一歩先を保つことにも役立てているというのです。見ている一般人だけでなく、 本当のプロフェッショナルにも役立つドラマを作り上げる能力は、3ヶ月が基本の日本のドラマでは難しいかもしれません。 当然、ドラマなので全てが現実そのままというわけでなく、誇張している部分も多少ながらあると思います。 それでも、エンターテイメント性とプロフェッショナル性がほぼ両立してリアリティに近づけている点が、 CSIシリーズをはじめとしたドラマが受ける理由なのでしょう。同時にそうした作られたリアリティに飽き足りない人たちが、 いわゆる「リアリティショー」制作に走ったともいえます。CSIにしろERにしろ、アメリカのテレビ界、一般世帯、 プロフェッショナルに与えるインパクトはかなり大きいようです。 |
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