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(短評)あぁ勘違い対策委員会

2005-10-04 21:44:15 | 日常生活
ドラフト大失態、辻内、陽が「被害者」 (日刊スポーツ) - goo ニュース

くじを引いて開いた瞬間、トレイ・ヒルマン監督は何か判子が押してあり、その隣には縦書きで
何か文字が書いてあった、その程度にしか思わなかったのでしょう。何か文字が書いてあれば
「当たり」とだけ教え込まれた状態でくじを引き、何か書いてある紙を引き当てたあともよくわからない
雰囲気だったらしいヒルマン監督。

ヒルマン監督が「交渉権確定」という文字を理解できないのと同じくらい、今年からのドラフト制度は
余計にわけのわからないものになりました。この仕組みを簡単に説明できるプロ野球関係者は、
一体どれくらいいるのでしょうか。一般人受けをしないほどにややこしくした上で、昔から脈々と
受けつながれている「くじ引き」は残す。しかしながら、紙の材質以外何も変わっていないと思われる
「くじ引き」の場面で2度も大失態をしてかす。わざわざ制度を複雑にして単純なところで失敗するという、
正に「頭隠して尻隠さず」というべきでしょうか。

そして現場でくじを引いた監督やくじを確認したGM以上に勘違いなことを申した人がいます。

根来コミッショナーは「くじの明確性など、仕組みを反省して来年から考え直さないと」と
抽選方法を見直すことを明言した。(スポーツニッポン)


え~来年からは紙ではなくて木片を引かせるのでしょうか。それとも、日本語の読めない監督のために、
何本か棒を用意して、先が赤い棒を引いたら「当たり」にしたり、「交渉権獲得」という日本語がダメなら
"YOU are the Winner!"とくじの紙に書いておく、とでもいうのでしょうか。

そもそも、くじ引きというこの制度自体がおかしいのです。ドラフト会議のくじ引きにはドラマがある、
という人もいますが、全く持ってばかげた言葉でありスポーツ新聞の読みすぎです。自由獲得競争と違って、
勢力均衡を図るために取り入れられたはずのドラフト会議で、選手獲得の機会均衡が図られているという
矛盾をどう説明すればいいのでしょうか。

いい加減に「くじの明確性」ではなくて、ドラフト制度自体を考え直すべきでしょう。そのためには、
「明確性がない」くじ引きをさせるよりも、単純にリーグに関係なく成績順のウェイバー方式を導入した方が、
赤い棒を引かせるより何十倍も明確性が上がると思うのですが。勘違いする人が多い世界に、
誰か刺客を送り込んでくださいよ。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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新しい風はいつ吹くのでしょうか (yuyu)
2005-10-05 14:27:39
始めまして。TBさせて戴きました。ドラフトはいつまで続くのでしょうか?就職試験みたいに、社風に合ったとこを自分自身で選べないのでしょうか。刺客本当居ないですかね(笑)
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Unknown (アキヒロ)
2005-10-05 17:46:13
個人的にはドラフト自体悪いとは思わないのですが、

プロ野球のドラフト会議はコミッショナーお墨付きの

くじ引き大会になりさがっていて本来の趣旨である勢力均衡から

程遠い存在になっているのが気に食わないです。

ドラフト制度は日本プロ野球改革の「本丸のひとつ」でしょう。

改革の本丸だらけなので刺客が足りないのかもしれないですが。
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