出産レポ ２ （分娩室へ）

出産レポ、続きね。

＊＊


15時。
診察台で診てもらったら、「子宮口5ｃｍ開いてるよ」との事。
とりあえず陣痛の間隔をみましょうってことで、手術室に連れていかれ、なにやら装置を巻かれ「動かないでね」と。
まだ痛みも余裕なカオリは手持ち無沙汰なダリンと非日常な空間で撮影会なんてしちゃったり。



この後個室に入ってゆっくり陣痛が強くなるのを待つのかと思いきや、間隔が狭まってきたらしく、分娩室へ移動。

まだそんなに痛くなかったんだよね。普通もっと切羽詰ってからなんじゃないの？


15時半。
分娩台に上がったら、なぜだか急に痛みが強くなってきたのよ。雰囲気に弱いのか、痛みに鈍感なのか。



あっという間に強い痛みは5分間隔になって、深呼吸だけでいきみを逃したよ。
出口、いわゆる子宮口が開いてないうちにいきんでしまうと、赤ちゃんが苦しいからチカラを入れられないんだよね。これがツラい。

傍らにいるダリンに尾てい骨辺りを押してもらったり。「息を吐くのに合わせて強めにお願いね」って言ってあったから、なかなか役に立ったんだよね。

「あぁキターーッ！！！いたぁぁ～～い！！！フゥーー（←息を吐く音）」

この痛みの合間に買っておいたお茶やタオルをダリンに用意してもらったり、飲ませてもらったり、脂汗を拭いてもらったり。

もうイキみたい痛みになってきたので、ナースコール。



16時。
「旦那さんは立会い希望されないんですよね？」を合図にダリンそそくさと退室。

助産師さん２人がベット仕様の分娩台を開脚仕様に改造。
脚を乗っける台が横から出てきて背中が上がって、寝てる間にアラ不思議。ご存知のスタイルに。

「子宮口8ｃｍ開いてるね」

指で産道を開いてたのかなぁ。それがもう痛くて痛くて。

颯爽と現れたマイルドダンディー先生も指でグイグイ広げるから痛くて、身をよじってしまったよ。
もうね、ここら辺りから『痛み』っていっても尋常じゃないレベルだよ。

「頭ここまで降りてきてるよ。イキんでいいよぉ～」

って言われても、どこにチカラを入れたらいいのかわかんないもんだよね。

「手で握ったバーを引くような感じで、足の裏で踏ん張って。そう！お通じ出す時みたいにイキんで！」

おぉ！お通じねっ。了解。

「あ～、産道が狭いねぇ」

は？先生！？さんざん指入れといて、狭いとか広いとかって話を今頃してんの！？　


時間経過の感覚もなく、かなりの不安がよぎった瞬間だよ。

どーすんのよアタシ。

どーなんのよビジュー。