アタシの瞳でイチコロ
歩いてたら羽虫が飛び込んできた。
カオリです。
***
ダリンは相変わらず甘い言葉でうっとりさせてくれない。
「ねぇ、私のこと好き?」
「あぁ」
「どれくらい好き?」
「えっとねぇ、春の気持ちのよい日に、小熊が富士山の頂上からコロコロと笑いながら
転がり降りるワケ。
そういうのって素敵だと思わない?」
「それは滑落と言うわね」
「それくらいかな」 . . . 本文を読む
「なんで先に服脱ぐんだよ!」とダリン。
「お湯張る前に素っ裸の意味がわかんないよ」と。
カオリです。
***
ダリンは相変わらず甘い言葉でうっとりさせてくれない。
「ねぇ、私のこと好き?」
「あぁ」
「どれくらい好き?」
「どれくらいって言われても…」
「日頃から考えてないの?
奥さんのことをどれだけ好きか
どんなに好きか
どのくらい好きか」
「三回も言わなくていいよ(笑) . . . 本文を読む