アタシの瞳でイチコロ
歩いてたら羽虫が飛び込んできた。
カオリです。
***
ダリンは相変わらず甘い言葉でうっとりさせてくれない。
「ねぇ、私のこと好き?」
「あぁ」
「どれくらい好き?」
「えっとねぇ、春の気持ちのよい日に、小熊が富士山の頂上からコロコロと笑いながら
転がり降りるワケ。
そういうのって素敵だと思わない?」
「それは滑落と言うわね」
「それくらいかな」
「命懸けなのね」
「まぁ、そんな感じ」
~*~~*~~*~
ダリンは
村上春樹「ノルウェイの森」の
春の小熊のくだりを私がお気に入りなのを覚えているんだ。
歩いてたら羽虫が飛び込んできた。
カオリです。
***
ダリンは相変わらず甘い言葉でうっとりさせてくれない。
「ねぇ、私のこと好き?」
「あぁ」
「どれくらい好き?」
「えっとねぇ、春の気持ちのよい日に、小熊が富士山の頂上からコロコロと笑いながら
転がり降りるワケ。
そういうのって素敵だと思わない?」
「それは滑落と言うわね」
「それくらいかな」
「命懸けなのね」
「まぁ、そんな感じ」
~*~~*~~*~
ダリンは
村上春樹「ノルウェイの森」の
春の小熊のくだりを私がお気に入りなのを覚えているんだ。
相手の好きなものを覚えてるのって
結構、ポイント高いっすよ!
素敵。
好きな本の好きなくだり。
それを感じ取れるふたり。
滑落だわ。カオリさんに滑落。
好きな食べ物とかでもついて行きたくなっちゃう。
(なんて色っぽくないんでしょう。。。)
あと、プレゼントがピッタリくるものだと
ポイントたかいよね。
値段にかかわらず。
あげるとなると難しいんだけれど。
アタシに滑落したら、複雑骨折では済まなくってよ。
救助のヘリを待つしかなくってよ。
(意味がわからなくなってきた)
雰囲気伝わったでしょうか?
笑ってくれたなら良かった。