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4.今年度ノミネート60語を評価する
※さて、いよいよ今年度ノミネートの全60語について、カテゴリー分類した上で、5段階(A~E)の入賞有力ランクを個人的に付けていく。評価の結果は「A(非常に有力)3語、B(有力)14語、C(微妙)11語、D(確率低い)19語、E(非常に確率低い)13語」となった。
カテゴリー分類は、必ずしもこれが適当とは限らない場合もあるので、あらかじめご容赦いただきたい。
①【社会】―10語
○オワンクラゲ
→【E】物理学賞の益川先生たちに比べてやや地味か。物理学賞の余韻が冷めないうちにニュースが流れたのでよけい地味な印象。
○ゲリラ豪雨
→【D】この原稿書いている最中、上の息子が嘔吐下痢症に。豪雨のようなゲリ。全く予期できずかなり慌てる。まさにゲリラ豪雨のような豪雨のようなゲリ・・・ってそんなこと書いてる場合か。
○汚染米/事故米
→【B】昨年入賞「食品偽装」とややテーマ重複。インパクト強すぎて、さすがに今年も有力候補。
○名ばかり管理職
→【B】マックを訴えた店長・高野さんの顔パンパンぶりに、不健康な生活してたら私もそうなると思い、まずは大好きなハンバーガー絶ちを決意。
○再発防止検討委員会
→【D】「検討します」=「やると約束する気はありません」であることを考えれば、あまりに言わずもがななネーミング。
○毒入りギョーザ
→【B】昨年入賞「食品偽装」とややテーマ重複。三笠フーズと並ぶ、今年の食品偽装問題の象徴的存在。
○メタミドホス
→【C】「ギョーザ」と「米」にダブルで絡んでいるが、世相を表す象徴語という意味ではやや弱い。
○ゆとり世代/脱ゆとり教育
→【D】別名「円周率が3の世代だけアホになります」の人たち(出典不詳)。国を挙げて「脱」を図る必要ありと認定された「世代」という悲しさ。
○ささやき女将(つぶやき女将)
→【D】授賞式に債権者が多数押し寄せそうな、そんなお取込み中の相手を選んでも辞退必至。
○フリーチベット
→【D】チベット問題に配慮とか関係なく、いいかげん目ざわりという一点において、ぜひ欽ちゃんには聖火ランナー辞退して欲しかった。
②【政治・行政】―10語
○ねじれ国会
→【C】今年始まった現象でないので評価低い。ねじれも早2年目。無理な姿勢続けすぎというか、体が凝り固まって二進も三進もいかない状態。
○ローゼン麻生
→【C】当の本人も見誤っていたのかは知らないが、こういうのが本当に国民に深く浸透していたなら、今頃こんな支持率になってないと思う。
○霞ヶ関埋蔵金
→【C】結局あるんだかないんだか良く分からない埋蔵金。「キミハ・ブレイク」の中で発掘プロジェクトでも組んでみては。
○居酒屋タクシー
→【C】連日深夜帰りで晩酌も望めぬ役人を思えば、絵もない花もない歌もない飾る言葉も洒落もない居酒屋が、車の中にあったって・・・と、毎日7時帰り・お茶菓子食べ放題の私が擁護。
○後期高齢者
→【A】流行語大賞HPのコメント「天声人語の言うとおり、この言葉が流行語大賞にふさわしいということなのかもしれません」。これでトップテン圏外だったら怒るぞ(朝日が)。
○チェンジ(CHANGE)
→【C】国内の現象じゃないがタイムリーではある。入賞しても授賞式にオバマはこない、キムタクもこないとなると、まさかあれか。小浜市長とかが上京するのか。
○あなたとは違うんです
→【B】「自分自身を客観的に見ることができる」って、ある意味そういうのを「人ごとっぽい」というような気もするわけだが。
○ねんきん特別便
→【D】昨年入賞「消えた年金」とテーマ重複。6月に来た特別便をいまだ引出しにしまったままの私は、無一文の老後を強要されるのでしょうか。
○ガソリン国会
→【B】仮にも税金の類いが、ああも簡単になくなったり復活したりというのが、見てて新鮮ではあった。ガソリン価格下落でやや風化気味。
○暫定税率
→【B】30年以上「暫定」と言い続けるのもすごいが、50年以上「休戦」と言い続けている朝鮮戦争の方が「なし崩し」という点では上かも。
③【経済】―4語
○糖質ゼロ
→【E】100ml当り0.5g未満なら「糖質0」。そうそうあと「カロリー0」も100ml当り5kcal未満なら・・・とプチ雑学で盛り上がるのは良いが、新語でも流行語でもない。
○サブプライム
→【A】金融危機に絡む用語がこれ一つであることから、競合なく入賞確率高い。
○一斉休漁
→【E】「このままじゃ借金も返せない。マグロ漁船に乗せられてしまうかも」と、休漁したイカ釣り漁師の声(嘘)。
○燃料サーチャージ
→【D】旅行する人には身近な語だが、原油高関連語からこれを入賞させる必然性に乏しい。
④【映画、出版、音楽】―4語
○ミシュラン
→【D】創刊が今年じゃないので評価低い。入賞したら、受賞者KEIKOさん(と親)というのはどうか。
○ポ~ニョ、ポニョポニョ、さかなの子~♪
→【B】祝紅白。そこそこ授賞式映えしそう。スケジュールも押さえやすそう。個人的には「股の下のポニョ」の方がインパクト強いけど。
○蟹工/蟹工船
→【B】主たる購買層が購買力ない人たちであることを考えると、50万部は驚異的。新潮社の正社員たちもホクホク顔。
○ホームレス中学生/解散!
→【C】200万部という実績は圧巻だが、芸人・TV関連に有力候補多く、出版関連としても「蟹工船」と潰しあいで、結局埋没する可能性。
⑤【TV、その他芸能】―12語
○キターー!!
→【D】芸人にとっての流行語大賞=「一過性認定」に等しいが、元々一過性の芸人なら取れるときに取っておきたいのが人情かも。なのに入賞には小粒。
○あげあげ
→【D】毎年恒例「たいして人口に膾炙してないものを無理矢理入れる必要ないだろ」枠その1。
○グ~!
→【B】「おバカ」と並び比較的収まりの良い有力候補。しかし「エドはるみ物語」とか、この人が何になりたくて、周囲がこの人を何にしたいのか全く分からない。
○おなごの道は一本道にございます。
→【B】「大河」で「高視聴率」で「主演が若手人気女優」。もうこれだけで入賞臭がプンプンする。プンプンするが、ちゃんと授賞式来てくれるかな。
○オネエマン(ズ)
→【D】すまん1回も見ていない。見ていないうちになんか数字も収束気味らしいが、見なくても何も困ってないのでDランク。
○言うよね?
→【B】「オネエマンズ」「エア芸」と、はるな愛絡みで3つノミネートしている点に注意。ただ一つ一つが、入賞レベルというに今一つしっくりこないのも事実。
○エア芸
→【D】渡辺直美の風俗歴より、最近「余命一ヶ月の花嫁」の件が気になってしょうがない今日この頃。
○おバカキャラ
→【A】順当。関係ないが、先週土曜日(11/22)出張先の名古屋でひつまぶし食べてたら、つるの剛士がレポーターで来てた。売れっ子。
○世界のナベアツ
→【C】有力な気もするが「階層問わず」「世代間横断の」コンセンサスという点で「グー」に及ばない。
○私もあなたの作品の一つです
→【D】確かにタモさんの弔辞が涙と共感を誘ったのは事実だが、だから弔辞内容を表彰しますと言われても困るのでは。
○これでいいのだ
→【E】確かにタモさんの弔辞が涙と共感を誘ったのは事実だが、これはそもそも40年くらい前の新語だ。
○チョリ~ッス
→【D】「おバカキャラ」という鉄板候補が控える中、あえて入賞させる意味に乏しい。
⑥【スポーツ】―7語
○メーク・レジェンド
→【D】途中まであれだけ鮮やかだったレジェンドが、完結直前で一歩及ばずシリーズ敗退というあたり、原君はまだ普通の人(渡辺会長)。
○キモティー
→【E】北京五輪で落球2回の苦すぎる記憶。ポロリの常習犯で口癖が「キモティー!」って、露出狂のおじさんのような。
○屁の突っ張りでもないですから
→【D】仮にも陛下の御前で「天皇陛下のために戦いました」と吹くという、畏れ知らずというか躾け知らずというか、そんな彼に敬服。敬服ついでにDランク。
○上野の413球
→【B】北京最大の感動劇が女子ソフトだったことに異論はないが、関連語3つもノミネートしながら、どれも今一つ決め手に欠く。
○よし、よし、よーし!
→【E】よそのブログに「ソフトボールで宇津木を解説に呼ぶのは、浜口京子の試合でアニマルを解説に呼ぶに等しい」と書いてあるのがあって、的確すぎて笑った。
○神様仏様上野様
→【C】入賞してもそんなには違和感ないが「『稲尾様』のパクリ」+「言うほど使われてない」というのがやや弱。「上野の413球」の方が若干有望か。
○何も言えねー
→【B】小泉元首相がどこかで1回使った。あと身内だがサニーサイドアップの社長も。流行語大賞的には収まり良いが「チョー気持ちいい」ほどの決定力はなし。
⑦【インターネット】―1語
○フィルタリング
→【E】エロはともかく、読むとIQが5以上低くなりそうな小説だけ自動的に遮断するソフトとか、そういうのむしろ開発して欲しい。
⑧【その他文化、風俗】―12語
○姫電
→【E】毎年恒例「たいして人口に膾炙してないものを無理矢理入れる必要ないだろ」枠その2。
○せんとくん/まんとくん
→【C】かわいくないとか仏様に失礼とかは分からないが、むしろ「そもそもマスコットって必要?」まで踏み込んだ議論があっても良かったかも。
○アキバ系
→【E】毎年恒例「それは今年の流行語じゃないだろ」枠。入賞の場合、受賞者は沢本あすかさんで(露出のリスクが高くて不可)。
○千年紀(源氏物語千年紀)
→【E】じゃあ赤坂晃容疑者が覚せい剤で捕まったのって、源氏物語発見から999年目だったんだ・・・と月日の流れをムダに実感。
○朝バナナ
→【D】納豆に続きバナナもあっさり品切れ。これだけリテラシーない国民なら何出しても売れるのでは。「1日1舐めで見る見るスリムに・ガンジス川の水ダイエット」とか。
○婚活
→【E】流行語大賞HPのコメント「何とかこの言葉に流行ってもらってほしいと考えるのは~」って、それ流行ってないってことじゃん。
○カレセン
→【C】カレセンの「カレ」は「枯れた」のカレ。「彼ひと筋」という意味での「彼セン」ではない。あと「加齢臭」のカレでも断じてない。
○くいだおれ太郎
→【E】審査委員長が藤本義一であるというのが不安材料といえば材料だが、基本Eランク。
○アラフォー
→【B】適度な世相反映感と、適度な人口に膾炙感と、適度なマーケティング臭。流行語大賞的に収まりの良いカタカナ新語の典型例。
○サイバンインコ
→【D】鳩山元法相のイチ押しで公式キャラに。サンバンインコ絶賛したり、13人も死刑執行したり、ユルさとキツさの振れ幅が大きい大臣でした。
○ゆるキャラ
→【E】流行語大賞HPのコメント「サイバンインコも、せんとくんまんとくんも、共通してるのが『ゆるい』という点」。あとあんまり皆興味もってないところも共通。
○ロスジェネ(宣言)
→【D】金融危機のせいで就職氷河期の再来必至。「ロスジェネ」なのに「ゆとり」という最強世代が、パンを求めて道ばたにあふれる世の中へ。
※さて、いよいよ次記事(その3)では入賞10項目の予想と大賞予想を。
4.今年度ノミネート60語を評価する
※さて、いよいよ今年度ノミネートの全60語について、カテゴリー分類した上で、5段階(A~E)の入賞有力ランクを個人的に付けていく。評価の結果は「A(非常に有力)3語、B(有力)14語、C(微妙)11語、D(確率低い)19語、E(非常に確率低い)13語」となった。
カテゴリー分類は、必ずしもこれが適当とは限らない場合もあるので、あらかじめご容赦いただきたい。
①【社会】―10語
○オワンクラゲ
→【E】物理学賞の益川先生たちに比べてやや地味か。物理学賞の余韻が冷めないうちにニュースが流れたのでよけい地味な印象。
○ゲリラ豪雨
→【D】この原稿書いている最中、上の息子が嘔吐下痢症に。豪雨のようなゲリ。全く予期できずかなり慌てる。まさにゲリラ豪雨のような豪雨のようなゲリ・・・ってそんなこと書いてる場合か。
○汚染米/事故米
→【B】昨年入賞「食品偽装」とややテーマ重複。インパクト強すぎて、さすがに今年も有力候補。
○名ばかり管理職
→【B】マックを訴えた店長・高野さんの顔パンパンぶりに、不健康な生活してたら私もそうなると思い、まずは大好きなハンバーガー絶ちを決意。
○再発防止検討委員会
→【D】「検討します」=「やると約束する気はありません」であることを考えれば、あまりに言わずもがななネーミング。
○毒入りギョーザ
→【B】昨年入賞「食品偽装」とややテーマ重複。三笠フーズと並ぶ、今年の食品偽装問題の象徴的存在。
○メタミドホス
→【C】「ギョーザ」と「米」にダブルで絡んでいるが、世相を表す象徴語という意味ではやや弱い。
○ゆとり世代/脱ゆとり教育
→【D】別名「円周率が3の世代だけアホになります」の人たち(出典不詳)。国を挙げて「脱」を図る必要ありと認定された「世代」という悲しさ。
○ささやき女将(つぶやき女将)
→【D】授賞式に債権者が多数押し寄せそうな、そんなお取込み中の相手を選んでも辞退必至。
○フリーチベット
→【D】チベット問題に配慮とか関係なく、いいかげん目ざわりという一点において、ぜひ欽ちゃんには聖火ランナー辞退して欲しかった。
②【政治・行政】―10語
○ねじれ国会
→【C】今年始まった現象でないので評価低い。ねじれも早2年目。無理な姿勢続けすぎというか、体が凝り固まって二進も三進もいかない状態。
○ローゼン麻生
→【C】当の本人も見誤っていたのかは知らないが、こういうのが本当に国民に深く浸透していたなら、今頃こんな支持率になってないと思う。
○霞ヶ関埋蔵金
→【C】結局あるんだかないんだか良く分からない埋蔵金。「キミハ・ブレイク」の中で発掘プロジェクトでも組んでみては。
○居酒屋タクシー
→【C】連日深夜帰りで晩酌も望めぬ役人を思えば、絵もない花もない歌もない飾る言葉も洒落もない居酒屋が、車の中にあったって・・・と、毎日7時帰り・お茶菓子食べ放題の私が擁護。
○後期高齢者
→【A】流行語大賞HPのコメント「天声人語の言うとおり、この言葉が流行語大賞にふさわしいということなのかもしれません」。これでトップテン圏外だったら怒るぞ(朝日が)。
○チェンジ(CHANGE)
→【C】国内の現象じゃないがタイムリーではある。入賞しても授賞式にオバマはこない、キムタクもこないとなると、まさかあれか。小浜市長とかが上京するのか。
○あなたとは違うんです
→【B】「自分自身を客観的に見ることができる」って、ある意味そういうのを「人ごとっぽい」というような気もするわけだが。
○ねんきん特別便
→【D】昨年入賞「消えた年金」とテーマ重複。6月に来た特別便をいまだ引出しにしまったままの私は、無一文の老後を強要されるのでしょうか。
○ガソリン国会
→【B】仮にも税金の類いが、ああも簡単になくなったり復活したりというのが、見てて新鮮ではあった。ガソリン価格下落でやや風化気味。
○暫定税率
→【B】30年以上「暫定」と言い続けるのもすごいが、50年以上「休戦」と言い続けている朝鮮戦争の方が「なし崩し」という点では上かも。
③【経済】―4語
○糖質ゼロ
→【E】100ml当り0.5g未満なら「糖質0」。そうそうあと「カロリー0」も100ml当り5kcal未満なら・・・とプチ雑学で盛り上がるのは良いが、新語でも流行語でもない。
○サブプライム
→【A】金融危機に絡む用語がこれ一つであることから、競合なく入賞確率高い。
○一斉休漁
→【E】「このままじゃ借金も返せない。マグロ漁船に乗せられてしまうかも」と、休漁したイカ釣り漁師の声(嘘)。
○燃料サーチャージ
→【D】旅行する人には身近な語だが、原油高関連語からこれを入賞させる必然性に乏しい。
④【映画、出版、音楽】―4語
○ミシュラン
→【D】創刊が今年じゃないので評価低い。入賞したら、受賞者KEIKOさん(と親)というのはどうか。
○ポ~ニョ、ポニョポニョ、さかなの子~♪
→【B】祝紅白。そこそこ授賞式映えしそう。スケジュールも押さえやすそう。個人的には「股の下のポニョ」の方がインパクト強いけど。
○蟹工/蟹工船
→【B】主たる購買層が購買力ない人たちであることを考えると、50万部は驚異的。新潮社の正社員たちもホクホク顔。
○ホームレス中学生/解散!
→【C】200万部という実績は圧巻だが、芸人・TV関連に有力候補多く、出版関連としても「蟹工船」と潰しあいで、結局埋没する可能性。
⑤【TV、その他芸能】―12語
○キターー!!
→【D】芸人にとっての流行語大賞=「一過性認定」に等しいが、元々一過性の芸人なら取れるときに取っておきたいのが人情かも。なのに入賞には小粒。
○あげあげ
→【D】毎年恒例「たいして人口に膾炙してないものを無理矢理入れる必要ないだろ」枠その1。
○グ~!
→【B】「おバカ」と並び比較的収まりの良い有力候補。しかし「エドはるみ物語」とか、この人が何になりたくて、周囲がこの人を何にしたいのか全く分からない。
○おなごの道は一本道にございます。
→【B】「大河」で「高視聴率」で「主演が若手人気女優」。もうこれだけで入賞臭がプンプンする。プンプンするが、ちゃんと授賞式来てくれるかな。
○オネエマン(ズ)
→【D】すまん1回も見ていない。見ていないうちになんか数字も収束気味らしいが、見なくても何も困ってないのでDランク。
○言うよね?
→【B】「オネエマンズ」「エア芸」と、はるな愛絡みで3つノミネートしている点に注意。ただ一つ一つが、入賞レベルというに今一つしっくりこないのも事実。
○エア芸
→【D】渡辺直美の風俗歴より、最近「余命一ヶ月の花嫁」の件が気になってしょうがない今日この頃。
○おバカキャラ
→【A】順当。関係ないが、先週土曜日(11/22)出張先の名古屋でひつまぶし食べてたら、つるの剛士がレポーターで来てた。売れっ子。
○世界のナベアツ
→【C】有力な気もするが「階層問わず」「世代間横断の」コンセンサスという点で「グー」に及ばない。
○私もあなたの作品の一つです
→【D】確かにタモさんの弔辞が涙と共感を誘ったのは事実だが、だから弔辞内容を表彰しますと言われても困るのでは。
○これでいいのだ
→【E】確かにタモさんの弔辞が涙と共感を誘ったのは事実だが、これはそもそも40年くらい前の新語だ。
○チョリ~ッス
→【D】「おバカキャラ」という鉄板候補が控える中、あえて入賞させる意味に乏しい。
⑥【スポーツ】―7語
○メーク・レジェンド
→【D】途中まであれだけ鮮やかだったレジェンドが、完結直前で一歩及ばずシリーズ敗退というあたり、原君はまだ普通の人(渡辺会長)。
○キモティー
→【E】北京五輪で落球2回の苦すぎる記憶。ポロリの常習犯で口癖が「キモティー!」って、露出狂のおじさんのような。
○屁の突っ張りでもないですから
→【D】仮にも陛下の御前で「天皇陛下のために戦いました」と吹くという、畏れ知らずというか躾け知らずというか、そんな彼に敬服。敬服ついでにDランク。
○上野の413球
→【B】北京最大の感動劇が女子ソフトだったことに異論はないが、関連語3つもノミネートしながら、どれも今一つ決め手に欠く。
○よし、よし、よーし!
→【E】よそのブログに「ソフトボールで宇津木を解説に呼ぶのは、浜口京子の試合でアニマルを解説に呼ぶに等しい」と書いてあるのがあって、的確すぎて笑った。
○神様仏様上野様
→【C】入賞してもそんなには違和感ないが「『稲尾様』のパクリ」+「言うほど使われてない」というのがやや弱。「上野の413球」の方が若干有望か。
○何も言えねー
→【B】小泉元首相がどこかで1回使った。あと身内だがサニーサイドアップの社長も。流行語大賞的には収まり良いが「チョー気持ちいい」ほどの決定力はなし。
⑦【インターネット】―1語
○フィルタリング
→【E】エロはともかく、読むとIQが5以上低くなりそうな小説だけ自動的に遮断するソフトとか、そういうのむしろ開発して欲しい。
⑧【その他文化、風俗】―12語
○姫電
→【E】毎年恒例「たいして人口に膾炙してないものを無理矢理入れる必要ないだろ」枠その2。
○せんとくん/まんとくん
→【C】かわいくないとか仏様に失礼とかは分からないが、むしろ「そもそもマスコットって必要?」まで踏み込んだ議論があっても良かったかも。
○アキバ系
→【E】毎年恒例「それは今年の流行語じゃないだろ」枠。入賞の場合、受賞者は沢本あすかさんで(露出のリスクが高くて不可)。
○千年紀(源氏物語千年紀)
→【E】じゃあ赤坂晃容疑者が覚せい剤で捕まったのって、源氏物語発見から999年目だったんだ・・・と月日の流れをムダに実感。
○朝バナナ
→【D】納豆に続きバナナもあっさり品切れ。これだけリテラシーない国民なら何出しても売れるのでは。「1日1舐めで見る見るスリムに・ガンジス川の水ダイエット」とか。
○婚活
→【E】流行語大賞HPのコメント「何とかこの言葉に流行ってもらってほしいと考えるのは~」って、それ流行ってないってことじゃん。
○カレセン
→【C】カレセンの「カレ」は「枯れた」のカレ。「彼ひと筋」という意味での「彼セン」ではない。あと「加齢臭」のカレでも断じてない。
○くいだおれ太郎
→【E】審査委員長が藤本義一であるというのが不安材料といえば材料だが、基本Eランク。
○アラフォー
→【B】適度な世相反映感と、適度な人口に膾炙感と、適度なマーケティング臭。流行語大賞的に収まりの良いカタカナ新語の典型例。
○サイバンインコ
→【D】鳩山元法相のイチ押しで公式キャラに。サンバンインコ絶賛したり、13人も死刑執行したり、ユルさとキツさの振れ幅が大きい大臣でした。
○ゆるキャラ
→【E】流行語大賞HPのコメント「サイバンインコも、せんとくんまんとくんも、共通してるのが『ゆるい』という点」。あとあんまり皆興味もってないところも共通。
○ロスジェネ(宣言)
→【D】金融危機のせいで就職氷河期の再来必至。「ロスジェネ」なのに「ゆとり」という最強世代が、パンを求めて道ばたにあふれる世の中へ。
※さて、いよいよ次記事(その3)では入賞10項目の予想と大賞予想を。