神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

日御碕神社と日御碕灯台

2012年03月20日 17時08分02秒 | 日記

 暑さ寒さも彼岸までと言いますが、やはり少しずつ暖かくなっています。でも、風は冷たい。今朝は霜が降りていました。

 午前中、日御碕方向にドライブ。目的は修理上がりの18-35mmズームの試し撮りです。

 我が家から25分くらい。途中、出雲大社の正面を通りますが、ここは朝から観光客がたくさん。稲佐の浜に出て右折。大社湾を左手に見ながら断崖絶壁の道を進むこと約10分。日御碕に到着です。

 伊勢神宮が昼を守るのであるのに対し、日御碕神社は夜を守るために神様を祀っているのだそうです。ここの社殿は柱が朱に塗られており、見慣れた出雲大社よりも絢爛豪華に感じられます。



 楼門をくぐり境内に入ると正面に下の宮「日沈宮」があり、天照大御神が祀られています。右側の少し高い所に上の宮「神の宮」があり、須佐之男命が祀られています。何人か観光客らしい人が見られましたが、静かで海の波の音、ウミネコの鳴き声、木々の風の擦れる音のみで、静寂が辺りを包んでいます。






 18-35mmズームはほとんどワイド側で撮影しました。広角独特の歪が建物の力強さをデフォルメしています。

 お昼までちょっと時間があるので、車で2分程の日御碕灯台まで足を伸ばします。灯台近くの駐車場に車を止めて寂れた土産物屋さんの前を通り、松の木の間から高さ43mの白亜の灯台が見えてきました


 灯台は海面からの高さは63mもあるそうです。灯台の真下は断崖絶壁。撮影しているこちらも断崖絶壁の先端に恐る恐る近づいて、磯を洗う波と崖、灯台を何とか一つのフレームに収めました。海の中に吸い込まれそうです。海の透明なこと。


 現在の灯台は無人化されて運用されていますが、かつては敷地内に灯台守の住居がありました。


 石造りの灯台に近づいていきます。建築されて100年以上経過していますが、日本海の潮風に耐えた威容はすごいの一言です。


 真下に立って上を見上げると白く塗られたペンキのひび割れが風雨に耐えてきた年月を感じさせます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED

 日御碕神社の朱色、灯台の白、今日の撮影では2つの色彩を楽しめました。快晴ならば空の青さがもっと濃く、日本海の色も紺色に捉えることができたでしょうが、春の空気は霞んでいます。それはまた夏ごろ、今度に機会のお楽しみ。ただ、レンズの写りは申し分なしです。


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