岡山市環境問題を告発!

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糾弾第12弾 熱海の土石流事故現場と同じ砂防指定地だ!

2021-07-26 16:33:11 | 糾弾

糾弾 第12は 熱海土石流事故と御津NS処分場の検証です。

今回の熱海の崩落事故、普通の生活しているところに土石流が巻き込んだ

映像は、3・11東日本大震災、津波の映像以来の衝撃的である。

被害にあわれた方々には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げる。

 この土石流の現場映像を見る限り明らかに不適切残土処分場であることは

一目瞭然だ。いや、不法残土処分場の方が的確かな?

この熱海市伊豆山地区、逢発川は国の砂防指定地区である。

その上流が今回の崩落発生地である。

だから、砂防堰堤(砂防ダム)で一旦は土石流をせき止めたが土量がそれ以上の量で

流れたものだから集落への大災害となった。

静岡県の砂防工事時には土石流の土量計算の上の砂防堰堤であっただろうが

その後、その動線の上流に不法に残土を盛土したんだから今回の事故は

明らかに人災と言っていいのではないか。

砂防指定地の上流の残土でこんな大災害が発生するのなら私たちが

糾弾している御津産業廃棄物処分場はもっと最悪な事態が想定される。

 こちらは、砂防指定地の中に産業廃棄物を30M以上も積み上げるのだから。

その上、下流には池があり(開発のための貯水池ではない)その下流には

砂防堰堤が2基設置されている。2基あるという事は、防災上危険であり

土石流の危険性が大であるということだ。

 まさに熱海の例よりもっと危険な地域である。その砂防指定地へ岡山県の

許可も取らずして産業廃棄物設置許可を出した大森岡山市長は災害の

危険性を全く感知しないという事だ。

 国土交通省の出身なら古巣が設定した砂防指定地の重要性より職員が

誰も気が付かないで設置許可を出した失態を隠すために許可を出したことに

問題はないと強弁する。国土交通省の事務職だから技術的な安全対策は

理解できないにしても自治体の長なら何のための法なのか?市民を守るた

めの法であることくらいは理解してほしい。

今後、 熱海と同じ条件、いやそれ以上の条件の産業廃棄物設置許可に

ついて大森市長はどう考えているのだろう?

 なんといっても、この処分場の2期工事終了時に排水設備保護と法面崩落

保護のために大型土嚢をおよそ200mに渡って積みあげた応急工事を

岡山市環境課が指示し施工した。

 当然、ここも砂防指定地なのだから岡山県の許可が必要と思うが今のところ

誰も応急工事を本工事として堰堤を作るよう指導できていない。

業者が提出した処分場終了報告書の図面にもこの大型土嚢の記載はない。

この守っている排水設備(排水路)は、下流の三期工事への処分場へ流れる水路だ。

熱海でもそうだが水路が塞がれるとそこへ大量の水がたまり土砂もろとも崩落。土

石流の原因となるはずだ。そんな危険な個所を誰も安全対策を指導しないし、

見ないふりになっている。

ようするに熱海と同じで行政指導をしない、出来ない何もしないことが岡山市政

になってしまった。

 この処分場、いろんな問題があるのだから熱海の事故を教訓とし、改めて、

災害防止の観点から安全性の検証を岡山市は早急に行うべきだ。

 

環境ファースト調査会 

 

 



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