6月26日(土)→
谷川岳→万太郎山→仙ノ倉山→平標山→松手山→元橋→越後湯沢→高崎→八王子
夜明け前、窓の外には満月が浮かんでいた。
心配していた天気はまずまず。
昼から下り坂のようだが、予定通り上越国境稜線を縦走することにした。
出発前、ひとり山頂へ日の出を見に行く。Mさんはそういうのに興味ないようだ・・・。
谷川岳トマノ耳からの朝焼けは美しく、感動ものであった。
真っ赤に燃える、尾瀬や越後の山々・・・・。
しばし立ち尽くし、見とれていた。
小屋へ戻り、はるか遠くに見える仙ノ倉山目指し、歩き出す。
オジカ沢ノ頭・小障子ノ頭・大障子ノ頭と、アップダウンある稜線を行く。
笹原の中に一筋の道....、谷川岳ならではのこの雰囲気が僕は好きである。
吾策新道を分けると、万太郎山(1954m)。
谷川連峰の中心に位置する万太郎山からの眺めは素晴らしく、これから向かう仙ノ倉山が雄大だ。
眼下には土樽から越後湯沢にかけての町並み。
そしてその町並みに延びる、吾策新道。
「谷川のヒゲ」こと高波吾策が開いた道、吾策新道や平標新道・茂倉新道をいつの日か歩いてみたいものだ。
万太郎山からは一気に下る。目線にあった仙ノ倉山ははるか高みへ。
下りきった越路からはエビス大黒ノ頭へ約350mの厳しい急登。。
我慢強く1歩、1歩、苦しい登りであった。
エビス大黒ノ頭からは仙ノ倉山が目の前にドカンと大きくそびえる。
その右手には冬季ルートの仙ノ倉山北尾根。
さらに、目を転じれば平標山ノ家から三国峠にかけて国境稜線。
そして、その向こうには佐武流山などの上信越の山々、左手には浅間山が大きかった。
目指す仙ノ倉山へは痩せた稜線を一旦下る。
按部の避難小屋でMさんにようやく追いつく。
好調な彼はどんどん行ってしまうから、追いかけるのが大変だ・・・。
ここまで来れば、仙ノ倉山まではもう近い。
標高差250m、ハクサンイチゲ満開の大斜面を登りきれば、待望の谷川連峰最高峰・仙ノ倉山(2026m)!
高曇りで遠望が望め、遠く巻機山の左後方には今まで隠れていた八海山も・・・。
そして、振り返ればアップダウン激しい稜線のはてには谷川岳。
苦しかった道のりに感無量であった。
~つづく~
[画像]
①朝焼けに燃える平ヶ岳。谷川岳トマノ耳から。
②風格ある万太郎山。眼下には笹原に埋もる大障子避難小屋も。
小障子ノ頭より。
③仙ノ倉山への大斜面はハクサンイチゲが満開。
遠景は巻機山。
巻機山、右奥の大きな山は越後三山・中ノ岳。
左奥には八海山も徐々に見えてきた。
谷川岳→万太郎山→仙ノ倉山→平標山→松手山→元橋→越後湯沢→高崎→八王子
夜明け前、窓の外には満月が浮かんでいた。
心配していた天気はまずまず。
昼から下り坂のようだが、予定通り上越国境稜線を縦走することにした。
出発前、ひとり山頂へ日の出を見に行く。Mさんはそういうのに興味ないようだ・・・。
谷川岳トマノ耳からの朝焼けは美しく、感動ものであった。
真っ赤に燃える、尾瀬や越後の山々・・・・。
しばし立ち尽くし、見とれていた。
小屋へ戻り、はるか遠くに見える仙ノ倉山目指し、歩き出す。
オジカ沢ノ頭・小障子ノ頭・大障子ノ頭と、アップダウンある稜線を行く。
笹原の中に一筋の道....、谷川岳ならではのこの雰囲気が僕は好きである。
吾策新道を分けると、万太郎山(1954m)。
谷川連峰の中心に位置する万太郎山からの眺めは素晴らしく、これから向かう仙ノ倉山が雄大だ。
眼下には土樽から越後湯沢にかけての町並み。
そしてその町並みに延びる、吾策新道。
「谷川のヒゲ」こと高波吾策が開いた道、吾策新道や平標新道・茂倉新道をいつの日か歩いてみたいものだ。
万太郎山からは一気に下る。目線にあった仙ノ倉山ははるか高みへ。
下りきった越路からはエビス大黒ノ頭へ約350mの厳しい急登。。
我慢強く1歩、1歩、苦しい登りであった。
エビス大黒ノ頭からは仙ノ倉山が目の前にドカンと大きくそびえる。
その右手には冬季ルートの仙ノ倉山北尾根。
さらに、目を転じれば平標山ノ家から三国峠にかけて国境稜線。
そして、その向こうには佐武流山などの上信越の山々、左手には浅間山が大きかった。
目指す仙ノ倉山へは痩せた稜線を一旦下る。
按部の避難小屋でMさんにようやく追いつく。
好調な彼はどんどん行ってしまうから、追いかけるのが大変だ・・・。
ここまで来れば、仙ノ倉山まではもう近い。
標高差250m、ハクサンイチゲ満開の大斜面を登りきれば、待望の谷川連峰最高峰・仙ノ倉山(2026m)!
高曇りで遠望が望め、遠く巻機山の左後方には今まで隠れていた八海山も・・・。
そして、振り返ればアップダウン激しい稜線のはてには谷川岳。
苦しかった道のりに感無量であった。
~つづく~
[画像]
①朝焼けに燃える平ヶ岳。谷川岳トマノ耳から。
②風格ある万太郎山。眼下には笹原に埋もる大障子避難小屋も。
小障子ノ頭より。
③仙ノ倉山への大斜面はハクサンイチゲが満開。
遠景は巻機山。
巻機山、右奥の大きな山は越後三山・中ノ岳。
左奥には八海山も徐々に見えてきた。