温冷浴療法で身体の回復を促進する方法②

2021年05月28日 | ケア/故障

【今日のラン稽古】Jog+大阪城公園の石段×10本

1時間09分18秒/10.38km

心拍数:(平均)125拍/分、(最高)146拍/分

消費エネルギー量:548 kcal

「気持ち良く走る」を心がけたら、結果として速く走ってしまいます。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※

標記の件、今日は冷浴についてです。

Wim Hof氏についてはWikipediaを参照して下さい。

 

:冷浴について

 

 今でこそ世界中あちこちで、冬場に冷たい海や川に飛び込もうという集団が見られるが、そうなったのもWim Hof氏(オランダ人)の偉業が喧伝されるようになってからである。恐らく、人間は本能として暖かさを欲する一方で、寒さ/冷たさをなんとしても避けようとする生き物なのであろう。あなた方自身のことを考えてみて欲しい。冬になったら分厚いコートを着るし、雪の降る日に郵便ポストまで郵便物を取りに行ったら帰りはダッシュで家に飛び込むだろうし、プールでの長時間のトレーニングが済んだら熱いシャワーを浴びて体温を上げようとするだろう。繰り返すようだが、人間は本能的に暖かさ=快感と認知する一方、寒さ/冷たさ=不快感と認知する。 

 

 だが最近では、身体を冷たさに曝すことが様々な理由で有益だとする証拠が得られつつある。例えば、ランナーが冷浴するとその後の5,000m走の成績が向上するという研究結果も報告されている。また、冷浴がいわゆる筋肉の遅発痛を抑制するという報告もあるし、Medicine誌に掲載された論文では、疲労を誘発するようなトレーニングの後で冷浴することにより筋肉への酸素供給が増進するとしている。

 

 明らかに、冷浴の主な効果は健康状態に関するものである。冷浴によってコールドショックプロテインの放出が促進され、ミトコンドリアの活性が上がる。一部の研究者達は、それに伴ってATPの利用によるエネルギー産生能力が向上するという仮説を唱えている。また、ヒートショックプロテイン同様、コールドショックプロテインは免疫系の機能に関与している。North American Journal of Medical Sciences誌に掲載されたレビューによると、冷浴によってT細胞&NK細胞の活性が増大し、ひいては病気/感染症に対する抵抗力が増大するとのことである。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 温冷浴療法で身体の回復を促... | トップ | 今年も季節到来 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ケア/故障」カテゴリの最新記事