今朝の大阪市は雨

でしたし、スケジュール上でも今日は休養日にしていましたので、朝稽古はお休みです。
朝稽古しないと、何となく落ち着かないです。
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標記の件に関する、"Competitor Running"誌の記事です。
簡単に言ってしまうと、加齢に伴い身体は変わるので、それに合わせる必要がある、ということです。
食事もそうですが、ケア/メンテナンスも重要になってきます。
若い時は何に於いても少々無理が効きますが…、です。
中年期以降のランナーの栄養/食事
by Matt Fitzgerald, Aug. 21, 2013
近年、ランナー全体の内、45歳以上の人が占める割合は漸増し、過去5年間においては30%以上を維持している。これは、ランニングを継続する人の割合が増加していることに起因する。特に、10年間以上ランニングを継続している人の数が増加している。中年期を過ぎたランナーにとって、栄養摂取は重要となる。
歳をとっても、ランナーとして必要な栄養は若年層のそれと実質的には変わらない。歳をとったランナーにとって大事なのは、若いランナーのような少々の無茶/脱線が許されない、という点である。言い換えると、若年層のランナーにとって重要なことは、歳をとったランナーにとってはもっと重要なのである。
抗酸化物質を多く含む果物/野菜を中心とした食生活は、加齢のスピードを抑制すると共に、身体能力にも好影響を及ぼす。というのも、加齢とは部分的には、フリーラジカルが体細胞を損傷させることによるからである。加齢に伴い、人体の抗酸化能力(=フリーラジカルから体細胞を保護する能力)は低下する。そして、抗酸化能力と持久力は関連している。果物/野菜を中心とした食生活に抗酸化物質を追加すると好影響が見られる。UCLAの研究者らが行った実験(Journal of the International Society of Sports Nutrition誌で発表)によると、歳をとった持久力系競技のアスリートにとって、抗酸化物質をサプリメントの形で摂取するのが有益である事が確認された。
この実験の概要は下記の通り。
・被験者:4時間/週以上トレーニングをしている男性サイクリスト16名(50~73歳)
・実験期間:3週間
・実験方法:被験者を2グループ(試験群と対照群)に分け、試験群には抗酸化物質のサプリメントを毎日投与する(対照群には無し)。
・評価方法:実験開始時/1週目/3週目(終了時)に有酸素運動閾値(AT値)とパワー出力を測定。
・結果:①1週目で、試験群のAT値は16.7%増加し、この増加は実験期間中を通じて維持された。なお、対照群のAT値は変化しなかった。
②試験群では、AT値でのパワー出力が増大した。対照群ではこの現象は見られなかった。
中年期以降のランナーにとってもう一つの関心事は、「回復の為の栄養摂取」であろう。加齢に伴い、伸張性収縮(=筋肉が伸長しつつ筋力を発揮している状態)によって筋肉が損傷し易くなっている一方、損傷の回復スピードは低下する。しかし、ランニング中にスポーツドリンクを適切に摂取すると、筋肉の損傷を抑制出来る。また、ランニング終了後45分以内に回復用ドリンク(炭水化物/タンパク質を含む)を摂取すれば、筋細胞の修復を著しく促進することも可能である。ここで注意したいのは、20歳位のランナーであれば、これらのガイドラインを少々無視してもそれ程問題にはならないが、50歳のランナーが同じことをすると回復が著しく遅れることになりかねない、という点である。
筋肉量/筋力の維持に於いても、栄養摂取は重要な役割を担っている。なので、加齢に伴い、これ迄の食習慣を見直すべきである。35歳を境に、筋肉量は減少に転ずる。これは、同化作用を発揮する内分泌物質(成長ホルモン等)の分泌量が減少するからである。また、筋肉量の維持に於いては、適量のタンパク質を摂取することも重要となる。ある研究では、回復目的の栄養摂取をきちんと実践しているアスリートで、筋肉量がより望ましい状態で維持されていることが示されている。
栄養摂取を適正化するだけでは不充分である。運動とタンパク質の摂取を同時に適正化しなければ、加齢に伴う筋肉の退化を抑制するのは困難となる。ランニングは運動そのものなので、ランニングによって加齢に伴う筋肉の退化を遅らせられることは既に立証済みである。しかしより完璧を期すのであれば、ランニング以外に筋力トレーニングを行うべきである。繰り返すが、若年者は筋力トレーニングをしなくても筋肉量は減らない(故障/怪我の予防という点では、筋力トレーニングは年令に関係なく有効であるが)。しかし35歳を過ぎたら、筋肉量を維持するには、適量のタンパク質摂取&運動後の栄養摂取の適正化&筋力トレーニングが本当に不可欠となる。
加齢に伴い、日々の必要エネルギー量も減少する。その主な理由は、筋肉量の減少→基礎代謝量の低下である。逆に考えると、大人になってから体重が着実に増加する理由の一つは、基礎代謝量が低下しているにも関わらず、食事量≒エネルギー摂取量を減らしていないからである。ただ、この現象は、ランナーを始めとする持久力系競技のアスリートでは余り見られない。コロラド大学で行われた研究では、女性ランナー/スイマー(50~72歳)の基礎代謝量は、21~35歳の一般女性と同等だった一方、特に運動をしていない50~72歳の女性の基礎代謝量は平均より10%減であった。