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神田祭.ch公式ブログ

神田祭公式ブログです。当日の神田祭の実況や神田祭の裏側、インターネットchの「神田祭.ch」の模様をお伝えいたします。

外神田四丁目松富会

2007-05-13 09:13:43 | 平成19年 神田祭 神輿宮入
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江戸時代の外神田四丁目【そとかんだよんちょうめ】周辺には武家屋敷【ぶけやしき】以外に、商人や職人の住居が立ち並ぶ「松下町二丁目【まつしたちょうにちょうめ】」「松下町三丁目【まつしたちょうさんちょうめ】」、「永富町三丁目【ながとみちょうさんちょうめ】」と呼ばれる町屋【まちや】がありました。明治2年(1869)、これら三町【さんちょう】が合併し、さらに武家屋敷も編入して新しい町、松富町【まつとみちょう】が誕生しました。この名前は、松下町【まつしたちょう】と永富町【ながとみちょう】から一文字ずつ取ってつくられたものです。

 昭和40年頃までは町内には稲倉魂命【うがのみたま】を祀【まつ】る三社稲荷【さんしゃいなり】がありました。御利益【ごりやく】が多い神社で、講武所【こうぶしょ】の芸者の参詣【さんけい】は頻繁にあったといわれています。

 町会の該当区域は外神田四丁目6~13番地となっています。


 当町会の神輿は、昭和53年に宮本重義【みやもと しげよし】の手により作られました。迫力のある宮入を是非ご注目下さい。



神田五軒町町会

2007-05-13 09:06:21 | 平成19年 神田祭 神輿宮入
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 「五軒町【ごけんちょう】」の名前の由来は、江戸時代、この界隈【かいわい】に、上総久留里【かずさくるり】藩黒田家上屋敷【かみやしき】 、下野黒羽【しもつけくろばね】藩大関【おおぜき】家上屋敷、安房勝山【あわかつやま】藩酒井家上屋敷、播磨林田【はりまはやしだ】藩建部【たてべ】家上屋敷、信濃上田【しなのうえだ】藩松平【まつだいら】家下屋敷【しもやしき】と、5つの大名屋敷【だいみょうやしき】が並んでいたことから名付けられました。

 明治維新のとき、政府によってこれらの屋敷は召し上げられ、明治5年(1872)に、この地は神田五軒町【かんだごけんちょう】と名付けられ、人家【じんか】が立ち並ぶようになりました。
 
 明治44年(1911)には、町名は神田が外され「五軒町【ごけんちょう】」となりましたが、昭和22年に神田区と麹町【こうじまち】区が合併して千代田区になると、ふたたび神田五軒町【かんだごけんちょう】に戻りました。そして、昭和39年、住居表示【じゅうきょひょうじ】の実施【じっし】にともなって外神田六丁目【そとかんだろくちょうめ】となりました。

 町会の該当区域は、外神田六丁目3番地5・6号、4~16番地となっています。


 当町会の神輿は、昭和52年に作られました。屋根破風型【やねはふがた】白【しら】き造りです。重さは300キロ、長さ6尺8寸、親棒【おやぼう】の長さ16尺という大神輿です。
 前年、約30年振りに総仕上げ直しをし、美しく輝いた神輿へと生まれ変わりました。担ぎ手総数は350名余りです。



神台会

2007-05-13 08:45:42 | 平成19年 神田祭 神輿宮入
 神台会【じんだいかい】は神田神社の裏手に位置します。昭和39年に町名変更【ちょうめいへんこう】が実施【じっし】されるまでは「台所町【だいどころまち】」と呼ばれていました。明暦【めいれき】の大火【たいか】(1657)までは日蓮宗【にちれんしゅう】の幸龍寺【こうりゅうじ】や曹洞宗【そうとうしゅう】の万隆寺【まんりゅうじ】の寺領【じりょう】でした。明暦の大火後、江戸幕府の火災対策の政策により、かつては寺が立ち並んでいた神田神社の裏手も、城内【じょうない】の御台所御賄方【おだいどころおまかないかた】の武家屋敷【ぶけやしき】として再建されました。御台所町【おだいどころまち】という旧地名は、このときに始まるものと考えられています。 
 さらに寛文【かんぶん】12年(1672)、この場所に住んでいた武士たちの希望もあり、町内に「町屋【まちや】」が作られました。以降、御台所町は町人の町として発展を遂げていきました。

 神田明神に近いという事から、「神田明神下御台所町【かんだみょうじんした おだいどころまち】」と長い名前が付いていましたが、明治5年(1872)に「神田台所町【かんだだいどころまち】」となりました。現在の「神台会【じんだいかい】」の名称は明治27年から使われています。

 神台会は、現在も神田明神のお膝元【ひざもと】としての誇りを強く持っている町会です。

 町会の該当区域は、外神田二丁目5番地1~12号に加え、7番地1号・4号を除く、6~9番地となっています。


外神田連合の一番神輿です。神社拝殿【はいでん】前石段【いしだん】を舞台に奉納舞【ほうのうまい】を行います。その直後、神台会【じんだいかい】の大小の神輿の宮入参拝【みやいりさんぱい】を行います。
 その後、正午過ぎには秋葉原駅前中央通り「お祭り広場」へと場所を移し、外神田連合【そとかんだれんごう】11基、岩本町東神田連合【いわもとちょう ひがしかんだれんごう】3基と大田市場大神輿【おおたいちば おおみこし】と協力して、神輿天国を盛り上げていきます。