なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

タチイヌノフグリ(オオバコ科・クワガタソウ属)越年草

2020-05-10 12:43:03 | 草花
 家の周りに生えた雑草の中に、タチイヌフグリの小さな花があちこちに見られます。
花の形は、オオイヌフグリと似ていますが、茎が直立していて、花は小さく、3~4mmぐらい
です。花は、日中の陽射しのある間のみ開花するようで、夕刻近くには花冠が抜け落ちる
一日花です。
 葉は、下部では、丸くて対生していますが、花をつける上部では、小さく尖った形になり、
次第に小さくなって、苞となります。
 上部の葉腋に小さな花を1個つけますが、花柄は殆ど無く、苞や萼に埋まるように咲いて
います。花の色は、ピンクのものと青いものがありました。
 茎の下部には、もうフグリ型の果実が次々と出来ています。
















































シャガ(アヤメ科・アヤメ属)多年草

2020-05-09 11:07:50 | 草花
 久しぶりに訪れた愛知川河川敷の木立の下に、シャガの花がたくさん咲いていました。
薄暗い藪の中が明るくなったようでした。
 シャガの花は、華やかな形をしていますが、アヤメ科の花なので、外花被片3枚、内花被片
3枚の6枚の花被片があります。
 外花被片の縁は細かく切れ込み、中央部に橙黄色の斑点と、とさか状の突起があります。
内花被片はやや細く、先は浅く2裂しています。
 雌しべの花柱の先は2裂し、さらに細かく裂けています。雄しべは、この柱頭の背後に隠れて
います。5枚目の写真でわかるかなあ・・。でも、3倍体植物とかで、結実はしません


































ヤハズエンドウ(マメ科・ソラマメ属)つる性越年草 別名カラスノエンドウ

2020-05-04 09:47:55 | 草花
 用水路の縁には、スズメノエンドウに混じって、色鮮やかなカラスノエンドウもたくさん
花を咲かせていました。
 葉は10個余りの小葉からなり、先の方は3分岐した巻きひげになっています。小葉の先端は、
矢筈状に凹んでいて、名前の由来になっています。
 花は葉腋に2個ずつつき、長さ1.5cmぐらいの蝶形花です。
 豆果は、熟すと真っ黒になって、莢が裂け、よじれて黒い種を弾き出します。ですから、
カラス・・・っていうのですね。





























ノハラムラサキ(ムラサキ科・ワスレナグサ属)1~越年草

2020-05-02 10:49:32 | 草花
 この前、スズメノエンドウを撮った用水路の縁に、紫色の小さな花が咲き始めていました。
キュウリグサかなあ?と、昨日もう一度見に行くと、かなり伸びてきていて、ノハラムラサキと
わかりました。今の時期、キュウリグサは、もうほぼ咲き終わっていて、花序が長く伸びきって
います。この花は、やや遅れて咲いてくるようです。
 キュウリグサと似ていますが、花の大きさは、3mmぐらいで、キュウリグサよりひとまわり
大きいかな・・と思います。花の中心部は、黄色ですが、だんだん色褪せてきて、白っぽく
なってきます。花の中心部から5本の白色の膨らみが放射状に入っています。これは、園芸種の
ワスレナグサに似ています。
 萼に短い毛が密生していて、棘のようにも見えます。