
ここは羽田。第二ターミナル。
週末に講演会のため東京へとんできた医師を
空港内のレストランにてお迎えし、個室での取材&撮影でした。

カメラマンさんの提案で
私たちも屋外へ移動。

広告代理店の方に撮っていただきました。
特に場所を選ぶでもなく、気軽に「ここで」とお願いしたのですが
この、雲が放射状に流れる様子や、
自分の影が斜めにすーっと伸びている様子もフレームにおさめてくださって
(さすが、広告業界!)センスの良さに感激です。
ただ、私の着姿自体は、風にあおられていることを差し引いても
どうもシルエットやバランスが洋服テイストで、
「和服でもない洋服でもない何か」な気がします。
まあそういうスタイルでももういいかな、とも思っていますが……。

旅行者でもないのに、羽田空港にくるとつい買ってしまうのが
このお菓子。
もちもちしたどら焼きです

--------------------------
さて、取材先の医師は某国立大の教授で、内分泌関係がご専門。
テレビにも何度かご出演経験があり、
メディア好みの「教授、医師としての権威」と「親しみやすさ」を
バランスよく備えたルックスに語り口。
1時間強、とても真摯に研究成果や今後の展望など、
こちらのリクエストに応じて話してくださいました。
その中で、特に嬉しいな、と思ったのは
私が取材の冒頭で、
おもに一般向け、コメディカル向けに
基礎研究も含む医学情報を伝える仕事をしている旨
簡単な自己紹介をしたときに
「我々は、国民の税金をいただいて研究をさせてもらっているので
その結果はきちんと国民のみなさんにお知らせする義務がある」と
おっしゃったことです。
このことは、実は初めてではなくて
少し前に国公立大へ取材に行った折にも同じことを言われました。
そのときは、その先生個人の思いなのかな、と受け止めていたのですが……
昔はあまり聞かれなかった言葉です。
少なくとも私には、面と向かって言われた記憶はありません。
もちろん昔からそういう意識を持って研究に従事している方が
大半なのではと思いますが、
それを明言し、積極的にメディアに協力する姿勢を明確に
してくださるのは、メディアの人間にとってはありがたいし、心強いし
やりがいも出るというもの。
「情報を適切に伝えて、研究機関と一般の方との橋渡しをする」
私の役割も尊重していただけているように感じ、それも嬉しかったです。