この日は都内で取材の仕事があり

好感度の高い、祖母の形見の能登上布に袖を通しました。
50年くらい前の布です。

細かい亀甲で、ツヤツヤした生地。
帯は博多織の半幅。
上半身はこんな感じです。

そして半衿は……

例年ならまだまだ、向日葵が大活躍なのですが、
今年は梅雨明けが早かったせいか、気分的にはもう朝顔。

きものは季節をあらわせていいですね」
ご縁をいただいて一年近くになるクライアントの担当女性は
きものにとても理解があって
会うたびに
私の決して綺麗ではない着姿を褒めてくださいます。

秋草をつけたくなりそうです」
と、半分冗談で返した私。
制作スタッフの一人は、国内最高気温を争うことで有名な私の出身地を聞いて
「僕、今度の週末、◯◯大学(←故郷の近くにある)のバーベキューに
呼ばれていくんです!」
すかさず、みなから
「何を好きこのんで……」とか
「人間の方が日〝焼け”しちゃうじゃない!」と総つっこみ。
-アウトドアのレジャーはもう、秋冬に繰り下げる方がいいよねー
季節の道標、いろいろ。
この暑さは風物詩のシナリオまでも、そのうち書き換えてしまうかも知れませんね。