PeacePeacePeace 高校生一万人署名活動・高校生平和大使 IN 神奈川

☆核兵器廃絶の声を神奈川の高校生から世界へ☆
~高校生一万人署名活動・高校生平和大使 in 神奈川 活動記録!!~

ヨーロッパ平和の旅 ~国連欧州本部軍縮会議訪問・署名提出 報告~

2010年10月30日 18時53分12秒 | 活動報告

★第13代高校生平和大使
       ヨーロッパ平和の旅
報告★


 更新が遅くなって申し訳ありません。高校生平和大使、また高校生平和使節団2101年度ヨーロッパ平和の旅への報告をさせていただきます。

8月17日
福岡空港出発、仁川・フランクフルト経由でジュネーブ空港へ。

8月18日
UNI本部表敬訪問

世界YWCA訪問

軍縮会議日本政府代表部表敬訪問

軍縮会議日本政府大使公邸にて茶会

8月19日
国連訪問
国連軍縮会議傍聴
軍縮局訪問
平和スピーチ
・国連見学

国際赤十字見学

チューリッヒへ

8月20日
ハイデン市表敬訪問

チューリッヒ発、ウィーン着。ウィーン発、クラコフ着。

8月21日
アウシュビッツ強制収容所見学

ビルケナウ強制収容所見学

8月22日
クラコフ発、ウィーン着。
ウィーン発、アムステルダム着。

8月23日
アンネフランクの隠れ家見学

アムステルダム発、フランクフルト着。
フランクフルト発。

8月24日
仁川空港着。
仁川空港発、福岡空港着。


 日程は以上でした。




 国際連合訪問では、集まった約七万五千人の署名を軍縮会議のサレバ国連会議事務局長に手渡しました。
 事務局長は私たちの活動については、「未来への希望」だと、また核兵器の廃絶については「もはや常識になっている」とおっしゃっいました。

 これは私たち自身にも大きな希望となりました。しかし、その「常識」である核兵器廃絶は、現在実現出来ていません。

 さて、アウシュビッツ強制収容所の訪問は、今回で三回目となりました。靴、メガネ、義足など、ユダヤ人が収容所生活で奪われたものの展示があり、とても衝撃をうけました。その多さにはただただ圧倒されてしまいました。また、翌日アンネフランクの隠れ家を見学し、アンネの生きた痕跡を見ると、今まで遠い世界のように感じていた戦争が、とても身近に感じました。

 アウシュビッツ強制収容所の訪問を終えた後の感想を漢字一字で表すとしたら、という問いに、一人が「悲」という字をあげました。確かに、最もな意見です。しかし戦争によって、アンネをはじめとするたくさんの人々の奪われたものを考えれば、その悲しみは怒りへと変わるのではないかと思います。戦争によって、罪のない人が殺されたという怒りです。

 話が戻りますが、この怒りこそが「核兵器廃絶の常識」を難しくしている理由の一つになるのではないでしょうか。
一度の戦争の記憶は積もって歴史となり、再び戦争を起こさせるかもしれません。国と国がいつまでも対抗しあえば、お互いに戦争で優位になること(核兵器を保持すること)を譲れなくなってしまう、という背景があるのではないかと思いました。

また、日本大使館を訪問した際に伺ったお話の中で、「もしも核兵器で日本を脅かす国がでてくれば、どうやって日本を守るかを考えなくてはならない」という内容がありました。もしそのようなことがあれば、日本を守るため、他の保有国と手を打たなくてはならない可能性もあるといいます。
核兵器廃絶の道のりには、私たちの知識をはるかに越えた、複雑な問題が絡んでいるのです。

 地道に活動を続けてきた私たちですが、今回この旅によって、核兵器廃絶の難しさを改めて考えることが出来ました。

 ただ声をあげるだけではほんの小さな力にしかなりません。核兵器廃絶への気運が高まっている中、ではどうしたら本当に核兵器をなくすことが出来るのか、具体的に、さらに深く考えていくことが大切だと思いました。

 この旅ではたくさんのことを考えるきっかけをいただきましたが、この活動を支えてくださったたくさんの方々の協力がなくては成り立たなかったものでした。深く感謝申し訳上げます。

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