近畿最高峰1915m、八経ヶ岳より山上ヶ岳(左端)と大普賢岳を見る。手前は弥山
紀伊半島の中央部を南北150km、標高1200m以上の山々を50座連ねるのは大峰山脈で
大峯山寺の山上本堂のある山上ヶ岳、大普賢岳、最高峰の八経ヶ岳などを含めた総称で、
日本最古の霊山で修験道と女人禁制(山上ヶ岳)の山として知られています。
『吉野熊野国立公園』にふさわしく、八経ヶ岳のトウヒ、シラビソの原生林や弥山から
明星ヶ岳にかけてのオオヤマレンゲ群落が、天然記念物に指定され6月下旬から
7月上旬にかけて美しい気品のある花を咲かせます。
まだ薄暗い5時20分Aさんの車で一路南へ、メンバーはKさん含め3名です。
『京奈和道』からR24、橿原で明るくなり吉野川を渡り、道の駅『黒滝』で小憩
天川川合より渓谷に沿い、狭い崖道や落石防止ネットなど余り気持ちの良い道ではないが
高度を上げて行く。8時前、標高1100m行者還トンネル西口到着、新潟ナンバーなど
5台止まっています。良く冷え込む中を出発、沢を渡って標高差350mシャクナゲの木が
在る支尾根の急登に汗が滲みます。登り切ると大峰奥駈縦走路出合に出ました。
此処から道は穏やかになり大普賢岳が展開、北の谷から吹き上がる風は冷たいが南側の
斜面は日溜りで暖かい。弁天の森から少し下ると葉の散った木々の向うに弥山と
八経ヶ岳が澄んだ青空をバックに聳えている姿が。
聖宝ノ宿趾からジグザグ登りになり背後に木々の間から大日岳を従えた稲村ヶ岳を見る。
男女8名のパーティを追い越すと弥山小屋の広場に到着。
少し下りオオヤマレンゲを鹿の害から護る鹿除けネット開閉の扉を何回か潜り抜け
所々凍りついた箇所に注意しながら僅かの登りで近畿最高峰、八経ヶ岳山頂に到着
至福の山頂から晴れ渡る空に山上ヶ岳1719m、大普賢岳1780m、南に仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳
東に大台ケ原など素晴しき展望が広がります。弥山と弥山小屋が見えます。
大普賢岳から奥駆縦走路、右の白い筋は大台ケ原ドライブウェィ、和佐又山1344mが中央に見えます。
正面の山なみは大台ケ原
35分昼食休憩、日が短いので早々に八経ヶ岳を後にします。鞍部から
見事なトウヒ、シラビソの原生林を見ながら再び弥山山頂へ~
弥山山頂の天河大弁財や天社奥宮にお参りして八経ヶ岳や明星ヶ岳望みながら下山へ
好天に恵まれ葉の散った山道は、明るく開放的で透明感に溢れた初冬の日だまりハイクーでした。
14時20分駐車場着、天ノ川温泉入浴して帰途に 大和八木駅周辺はあいも変わらず渋滞
おまけに近鉄ガード下で若いアベックの車に追突される始末です。
幸いにも大事には至らずヤレヤレです。
京都5’20=京奈和道=R24=R169=R309=7’05道の駅『黒滝』=天川川合=7’55行者還トンネル西口8’10~55奥駈縦走路~9’30弁天の森 石休場宿趾~53聖宝ノ宿趾~10’32弥山小屋45~11’10八経ヶ岳45~12’10弥山小屋~弥山頂上~小屋25~13’20弁天の森~14’20トンネル西口25=天川河合=15’00天ノ川温泉45=夕食=19’50京都
Aさん長時間運転お疲れ様でした。
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