
サイプレスの子会社であるAgigA Techは2009年5月27日(米国時間)、DRAMと同等の転送速度を持つ不揮発性RAMシステム「AGIGARAM 製品ファミリ(以下、AGIGARAM)」を発表した。
大容量メモリの代替手段としてはバッテリバックアップメモリがあるが、高速ではあっても、危険物の問題や複雑化する設計、長い充電時間、動作寿命の短さ、高コストなど、多くの問題を抱えていた。
不揮発性RAMシステムながらもDRAMと同等の転送速度を持つAGIGARAMシステムは、DRAMとNANDフラッシュ、電源処理および独自のシステムコントローラを組み合わせた新しいソリューションとして、システムの省電力化、コスト削減に貢献するという。
ラインアップは、容量が4~64MBの「BALI」と256MB~2GBの「CAPRI」の2種類。BALIは組み込みや工業機器、CAPRIはハイエンド記憶装置や通信向けアプリケーションをターゲットとしている。
共通の特長として、動作中に電力供給が断たれると、電源サブシステムに蓄えられたエネルギーを利用し、データを自動的にNANDフラッシュに保存する。電力供給が再開されると、データはSDRAMに戻される。
100MHzの高速SDRAMであるBALIは、ピーク転送速度が200MB/秒で、I2Cコマンドの制御バスを持つ。電源電圧(VCC)は、4~32MBの場合に3.3V、64MBの場合に5.0V。0~70℃の温度範囲に対応する。AgigA Techでは、3、5、10年間の動作寿命オプションを用意している。
DDR-800インターフェイスを使用しているCAPRIは、バッテリ不要の電源パックを統合している。今後は、さらにサイズを拡張していくという。
なお、BALIはすでに量産中で、評価キットも入手できる。CAPRIについては、7月よりサンプル出荷が開始され、9月より量産開始される予定。
大容量メモリの代替手段としてはバッテリバックアップメモリがあるが、高速ではあっても、危険物の問題や複雑化する設計、長い充電時間、動作寿命の短さ、高コストなど、多くの問題を抱えていた。
不揮発性RAMシステムながらもDRAMと同等の転送速度を持つAGIGARAMシステムは、DRAMとNANDフラッシュ、電源処理および独自のシステムコントローラを組み合わせた新しいソリューションとして、システムの省電力化、コスト削減に貢献するという。
ラインアップは、容量が4~64MBの「BALI」と256MB~2GBの「CAPRI」の2種類。BALIは組み込みや工業機器、CAPRIはハイエンド記憶装置や通信向けアプリケーションをターゲットとしている。
共通の特長として、動作中に電力供給が断たれると、電源サブシステムに蓄えられたエネルギーを利用し、データを自動的にNANDフラッシュに保存する。電力供給が再開されると、データはSDRAMに戻される。
100MHzの高速SDRAMであるBALIは、ピーク転送速度が200MB/秒で、I2Cコマンドの制御バスを持つ。電源電圧(VCC)は、4~32MBの場合に3.3V、64MBの場合に5.0V。0~70℃の温度範囲に対応する。AgigA Techでは、3、5、10年間の動作寿命オプションを用意している。
DDR-800インターフェイスを使用しているCAPRIは、バッテリ不要の電源パックを統合している。今後は、さらにサイズを拡張していくという。
なお、BALIはすでに量産中で、評価キットも入手できる。CAPRIについては、7月よりサンプル出荷が開始され、9月より量産開始される予定。