幕紙 

きれいな紙を用意しておいて、板目紙に貼ります。周囲を折り返すなどしてきれいに始末してできあがり。幕紙は舞台に入れっぱなしにしておいて、中身を代えれば舞台裏が見えるという見苦しさがない。
それにこだわる団体もあります。

2年前、講座のあと、めいめいが作ったものを使い実演するようになりました。幕紙も千代紙を貼る人、風呂敷を切って貼る人、それぞれが工夫をし始めました。
幕紙に凝って、中の作品選びが後回しになる傾向が、すぐに出ました。拍子木の自慢をする人、舞台に凝る人、前後のレクリエーションの方が気になる人。
・・・・作品選びに目を向けてもらうようにずるずる引っ張っていきました。

幕紙はあれば楽しい。最初入れておいて、「はじまりはじまり」で引き抜く。「おしまい」で左から差し入れる。幕の代わりをするものです。ほんとの舞台のミニチュアを見ているようで、からくり見世物めいて、にこにこしてしまう。


「ボランティアのつどい」で人生紙芝居を、アナの空いた表紙から覗くやりかたでやってみました。本に書いてあったとおり、アナが広がって紙芝居舞台の枠になったと思ってみればいいのです。少し、手作り紙芝居について、気楽に考えられるようになってもらえるでしょうか。みなさん、一枚づつ作ったのですから。

宮沢賢治没後何十年かで、著作権切れの年、「どんぐりと山猫」の紙芝居を作った。一枚目に窓を開けて、「うるうるともりあがる」山の絵を差し込んだことを思い出す。





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