（再投稿）印刷紙芝居で昔話クイズ

印刷紙芝居で昔話クイズ

新潟かみしばいクラブの会員さん発案の昔話クイズです。大人向けにも親子連れにも使えます。
　クイズ三問を作るために、比較的メジャーな昔話（桃太郎・花咲か爺・さるかに合戦など）の紙芝居を三巻用意しておきます。
　まず、質問①を作ります。タイトルが書かれた画面（Ａとします）と、その他に印象的な画面二枚（Ｂ、Ｃとします）を選び出し、上からＢ・Ｃ・Ａの順に重ねておきます。他の二話からも同様に選び出し、質問②③とし、合計九枚を舞台に入れて、幕紙を入れます。

「昔話の題を当てて下さいね」などと言ってから幕紙を抜いて、画面Ｂを見せます。「むかしむかし、あるところに男の子がいました。犬に何か言ってますね。なになに、キビ団子をあげるって」などと演じ手が言うと、わいわい盛り上がるでしょう。それを聞き取って「そうですか？」などと言いながら、Ｂを抜いてＣを見せます。「ここには鬼がいっぱいいて、男の子と犬と猿とキジが大あばれ」などと話します。相手の反応を引き出してからＣを抜いて、タイトルが書いてあるＡを見せ、「はい大当たり。正解は桃太郎でした」などとやります。同様に他の二話も語ります。なお、選択をもう一枚増やして各問に四枚用意してもいいみたいです。それから、語るのが不安な方は、絵を見てその説明をするのだと発想を変えればいいと思います。

　これをやると、昔話はざっくばらんに自分の言葉で語れるという感覚になります。何せ、絵と裏の脚本が全然合っていないので読むわけにいかないからです。ちなみに、私ともう一人の会員さんがやってみました。聞き手が普通よりも集中されて、問いかけにも良く反応があり、場が和む様子でしたので、結構使えるかもと思っています。