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朝の光(聖書の言葉)

第9問 「不安な心」 無門関から

第9問「不安な心」無門関から


達磨のもとに神光(じんこう)が尋ねてきて問うた。

「心が不安でたまらないのです。この苦悩を取り去ってください」

「その不安でたまらない心を,ここに出してみろ。安心せしめてやる」

「出そうとしても出せません。心には姿がないからです」

「姿がないものに,どうして悩みなどあろうというのか」

それを聞いて,神光は達磨の弟子となった。

-無門関から-





「わたしは,あなたがたに平安を残します。

わたしは,あなたがたにわたしの平安を与えます。

わたしがあなたがたに与えるのは,世が与えるのとは違います。

あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」

(ヨハネ14:27)


心の不安は,この公案のように姿がわからないところにあります。

私たちは,神によって造られ依存しているのです。

ですから,私たちはそのことが分からないと不安になります。

平安も神に信頼するところからきます。

禅の悟りとしては,見えない心が見えたとき悟りと言うのでしょう。

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