とうとうこの日がやってきた。
9年間続けてきた仕事に
ついに今日ピリオドを打つ。
午前中、今年からお世話になった事務所にご挨拶。
経理の女性から素敵なプレゼントをいただきました。
午後は事務所の社長に付き合ってもらって
約3年間お世話になった浜名湖競艇さんにご挨拶。
こちらでも素敵なプレゼントをいただきました。
お手紙付き♪
事務所は別なんだけどすごく頑張っている女の子から。
一生懸命な人大好き。これからも陰ながら応援してますよ~。
「辞めないよね?」
「戻ってくるんでしょ?」
「いつ戻ってくるの?」
みんな、ありがとう。
「才能のある子が辞めるのはもったいない
いろんな選択肢があるからゆっくり考えて」
いつも厳しいディレクターさんから。
そんなふうに評価してもらえてるなんて
思ってもみなかった。
最高の褒め言葉をもらった気がした。
たとえすべてが社交辞令だったとしてもうれしいしありがたい。
けど…これでも私はわかってるつもり
そんなに甘い世界ではないコト
若くもなければ
特別美人でもなく
ものすごく上手いワケでもない
そんな奴が長いこと休んだら
戻ってくる場所なんかない
若くて可愛い子が次から次へとデビューしてるんだから
そっちを使った方がいいに決まってる
この業界はそんな世界だ
それを改めて痛いくらい感じさせてくれたのが
今の事務所の社長だ
今から約9年前
私にこの仕事を始めるきっかけを与えてくれたのもこの人だった
就職氷河期真っ只中
なのに私は贅沢にもアナウンサー試験しか受けなかった
もちろん箸にも棒にもかかるワケがない
仕方なく実家に戻り
藁にもすがる想いでアナウンス教室に通い始めた
そこで講師をしていたのが最初の出会い
「コネもとりえもないのに一生懸命頑張ってるから」と
手を差し伸べてくれた
頑張っていればいつかは報われる
そう信じさせてくれた
心から尊敬できる人物だと思っていた
その人が昨年事務所を立ち上げた
恩返しが出来れば…と事務所を手伝うことにした
今年、事務所にモデルの香里奈さんに超そっくりの
むちゃくちゃ可愛い新人さんが入ってきた
どこに行っても「あの可愛い子は誰?」と聞かれる
社長は自分の仕事に必ずその子を連れて行くようになった
「愛人か?」と疑うくらいに
そして簡単に表舞台に立たせてしまった
私は悟った
結局はそういうことなんだ
可愛い子には何をしたってかなわない
“努力すれば必ず夢は叶う”
いつも言ってたこの人でさえ
やっぱりただの男だった
私が信じていたのは何だったんだろう
せめて彼女が『可愛いだけの素人さん』で
終わらないことを願いたい
これからが私の第二の人生だ
私にいったい何が出来るんだろう…
9年間続けてきた仕事に
ついに今日ピリオドを打つ。
午前中、今年からお世話になった事務所にご挨拶。
経理の女性から素敵なプレゼントをいただきました。
午後は事務所の社長に付き合ってもらって
約3年間お世話になった浜名湖競艇さんにご挨拶。
こちらでも素敵なプレゼントをいただきました。
お手紙付き♪
事務所は別なんだけどすごく頑張っている女の子から。
一生懸命な人大好き。これからも陰ながら応援してますよ~。
「辞めないよね?」
「戻ってくるんでしょ?」
「いつ戻ってくるの?」
みんな、ありがとう。
「才能のある子が辞めるのはもったいない
いろんな選択肢があるからゆっくり考えて」
いつも厳しいディレクターさんから。
そんなふうに評価してもらえてるなんて
思ってもみなかった。
最高の褒め言葉をもらった気がした。
たとえすべてが社交辞令だったとしてもうれしいしありがたい。
けど…これでも私はわかってるつもり
そんなに甘い世界ではないコト
若くもなければ
特別美人でもなく
ものすごく上手いワケでもない
そんな奴が長いこと休んだら
戻ってくる場所なんかない
若くて可愛い子が次から次へとデビューしてるんだから
そっちを使った方がいいに決まってる
この業界はそんな世界だ
それを改めて痛いくらい感じさせてくれたのが
今の事務所の社長だ
今から約9年前
私にこの仕事を始めるきっかけを与えてくれたのもこの人だった
就職氷河期真っ只中
なのに私は贅沢にもアナウンサー試験しか受けなかった
もちろん箸にも棒にもかかるワケがない
仕方なく実家に戻り
藁にもすがる想いでアナウンス教室に通い始めた
そこで講師をしていたのが最初の出会い
「コネもとりえもないのに一生懸命頑張ってるから」と
手を差し伸べてくれた
頑張っていればいつかは報われる
そう信じさせてくれた
心から尊敬できる人物だと思っていた
その人が昨年事務所を立ち上げた
恩返しが出来れば…と事務所を手伝うことにした
今年、事務所にモデルの香里奈さんに超そっくりの
むちゃくちゃ可愛い新人さんが入ってきた
どこに行っても「あの可愛い子は誰?」と聞かれる
社長は自分の仕事に必ずその子を連れて行くようになった
「愛人か?」と疑うくらいに
そして簡単に表舞台に立たせてしまった
私は悟った
結局はそういうことなんだ
可愛い子には何をしたってかなわない
“努力すれば必ず夢は叶う”
いつも言ってたこの人でさえ
やっぱりただの男だった
私が信じていたのは何だったんだろう
せめて彼女が『可愛いだけの素人さん』で
終わらないことを願いたい
これからが私の第二の人生だ
私にいったい何が出来るんだろう…