桐

　ここ数年はメールと家計簿でしか使ってなかった９８と年内におさらばしようと、現行機へのデータの移転を始めた。９８といってもＰＣ９８。奇しくもＰＣ９８２１Ｘｐなのでますますややこしい。
　ニフティのパソ通サービス終了のことは以前書いたとおり。家計簿を付けているなんていうと金の亡者みたいだが、日記代わりだ。もともとはキーボードに慣れようとキヤノワードα１０で始めて以来もう17年か。PCのデータは92年からある。マシンの起動や入力の速さから長らくWindowsマシンと併用してきたが、もはや毎日Windowsマシンを使っているので、メールと併せて最近移行した。
　データの移転にあたっては、データ用のパーティションを独立させてあって45MBしか使ってないので、フロッピー45往復で終わるはずなのだが、既に移転済のデータもあるので、いちいち突き合わせながらやっている。
　フロッピーのバックアップがあるからと、ＨＤのデータを消しかけたら、それが98フォーマットで危ういところだったりも。
　DOSアプリでしか開けられないファイルがあることにも気付いた。
　桐である。
　㈱管理工学研究所のデータベースソフト。FEPが松茸。使ったことはないが松ってワープロソフトもあったなあ。結構作法が独特な桐にせっかく慣れたのに、２～３年でエクセルとアクセスに移行してしまった。
　その桐で名簿類を管理していた時期があり（ほとんど年賀状ソフト代わり）、その頃のバックアップデータなどもはやまず必要ないのだが、ひょんなことから、あの時期誰彼はどこに住んでたんだっけ、なんてことになるかもしれない。目の前のデータが開けないのは悔しいではないか。なのでテキストに書き出しておく、なんてこともしている。
　世間的には全く時間のムダ、と言える作業なのだが、何でもとっておきたがる性格と片づけ魔の虫がうずいたもので、本棚の整理をするように、楽しみながらゆっくり片づけようかと思う。５インチを棄てたときも（実は結構最近）、こんな感じだったかなあ。