時間潰し。
手持ちのプリアンプを入れ替えたり、サブウーファーを加えたり外したりして、無聊を佗っている。
部屋を造り替えない限り、大きな改善は見込めないと大分前から分かっている。
メインとなるオーディオ装置はもう変えるつもりはありません。今は友人に特注しているプリ機能付きDACの完成を待っている。
久しぶりにレコードを聴いた。
スタジオ録音のジャズ。結構良い音がする。
ジャズ喫茶「木馬」に持って行って聴き比べすることにしました。
散歩を兼ねて歩いて行きました。
ビールを飲みながらほろ酔い気分で聴きたい。
良い音で鳴っています。
ところが、木馬店主のダメダメ発言。
揺すぶられる「もの」がない。抑揚がない。
え。何のこと?
持って行ったレコードは、復活したソニー・スティット(テナー・サックス)を迎えてのアルバム。リーダーのピアノ、ドラムス、ベースの3人は日本人。
ソロ演奏の場面では、他のパートは引っ込む筈なのに、控え目演奏すべきなのに、そうではない。
そうすべきは演奏者と言うこともあるが、全体のバランスを取るのが録音エンジニアの仕事ではないか・・・・・ソロ奏者もバック演奏者も一様に扱っている・・・
比較試聴と言うことで、同じ曲(マイ・ファニーバレン)を吹いているスティットのレコードを何枚かを聴いた。
なるほど・・・・音が良いのとは別の次元の話の問題です。
一生懸命やる。自分の力量を示す。でも、チームでやるのだから、阿吽の呼吸が最も重要だと思いました。
外国人タレントはその点、即興の掛け合いが上手い印象が強い。
スティットはマイルス、コルトレーンと同時代人と思っていましたが、50年頃には活躍している。
当時はチャーリー・パーカー(アルト・サックス)が居た。スティットは元々はアルト吹きだったのに、あまりにも、パーカーに似過ぎて、アルトを吹かなくなったという。確かに50年頃のスティットはアルトを吹いている。上手い。
と言うことで、最後にパーカーを聴いた。自分が聴いてきたのは、モノラルレコードをステレオカッティングしたレコードばかり、良い音を聴いた記憶がない。オリジナルモノラルレコードは違った。