料理教室

晴れ。
久しぶりにいい天気になる。
今日は午前11時から、市の料理教室がある。
偶然リウマチの会のＨ君に会う。障害者向けの料理教室だ。
知人の絵描きのＵ君も介助者として来ている。
たまたま、Ｈ君と同じ班になる。

殆ど二人で作る。
Ｈ君（50代後半）は穏やかな性格で、用事を頼み安い。
メニューは、

蓮根入りハンバーグ。
玉葱をよく炒め最後に蓮根を入れさっと炒める。
それを合い挽き肉に混ぜる。おろし生姜、塩、胡椒で味付け、あまりこねずに、小麦粉をつけフライパンで焼く。最初強火、色が付いたら裏返し弱火で火が通るまで。ソースはトマト１個をあらみじんに切り、酒を入れ、
中濃ソース、ケチャップを入れ煮詰める。
上にすりおろし生姜を乗せる。


夏野菜ピラフ。
青ピーマン、赤ピーマン、ナス、トウモロコシを同じくらいの大きさに切り、炒める。
米も炒め、固形スープを水で溶き、それらを合せ炊飯器で炊く。

レタスと蟹棒の春雨スープ。


私らの班は一番前で、先生、Ｓさん、Ｈ君、私で食べる。
野菜を中心として私好みにあっさり仕上がっている。

先生は以前は六本木ヒルズで働いて、
今は、伊香保の高級旅館のコック長をしている。
35歳、独身で両親もいないそうだ。
今回も、親孝行の代わりと言い、無給での奉仕だそうだ。
子どもの頃は養護施設にいたとも…
今は立派な料理人として成功されている。
それなのに独身だ。
なんだか話を聴いていたら、へんに感動してしまう。
名刺をもらったので、今日の感想などメールしようか…
とおもったら仕事場の名刺だった。
なーんだ…
「一人で寂しいから皆さんの顔を見にくるんです」
とも言っていた。
とても忙しくされているようなのだ。
味覚はかなりすぐれているようで…
やはり、素人の舌とは違う。
そうだろうね…
いろんな人が、一生懸命、生きようとしている。

どこの紫陽花も色づいてきている。