持病
いつからか私の体の中に
同居しているものがいる
振り落として逃げようとすれば
どこまでも追いかけてくる
「ま、お茶でも」
のんびり取り組めば、おとなしくあぐらをかいている
そのうち横になり、うたた寝している
そいつはヨダレなんか垂らして
あんまりだらしない格好をしているので
ふふふ 笑ってしまう
こんなやつだったのかと、まじまじと見る
しかし、わたしは
こいつによって随分痛い目にあったし
そんなふうに、わたしはわたしとして形作られてきた
少し重い荷物を持たされた気がする
これは、少し前に、ななごが書いた詩です。
きのうは、花火大会でした。でも、足が腫れているので、家で、大河ドラマを見ていました。
音だけ大きく響いていました。どどーん、ぱちぱち
心躍る音に、ドラマが終わった後、玄関のドアを開け、外へ。
花火が、電信柱の向こうの屋根の上に半円を描いていました。