六尺棒は1m80cmの棒、入り口の戸が開けられないように斜めにつっかえ棒にしたり、護身用として使った様ですが、落語の六尺棒では、息子を追いかける時親父が持って走る。
走り去った親父の裏をかいて、家に入った息子は、親父にやられたと同じ様にとぼけて、玄関の扉を間にして「どなたですか?」やり取りする。表に締め出しされた親父、全く自分と同じ事をする息子に、「そんなに真似がしたけりゃぁ、六尺棒持って追っかけてこい❗️」
オチより、扉越しの親子のやり取りがヤマなのか。
「無い子には泣きを見ないと言うが、本当だな❗️」と言う親父の一人言がある。ここら辺に親の愛情を感じる。落語の醍醐味ですね。
お後が宜しいようで。