出産と産後うつを振り返って

長女の妊娠・出産とその後の産後うつ、9か月で完治後、次女の妊娠・出産を振り返りました。

2人目出産 ②妊娠中

2012-02-10 | 出産と産後うつのこと
1人目の妊娠中は、まだ退職していなくて、とにかく仕事で必死でした。
それでも、お腹に子どもがいる、ということが嬉しくて、常に意識していました。

妊娠20週になれば「妊娠20週」を、30週になれば「妊娠30週」を、
いちいちネットで検索し、胎児が今どんな状況なのか、確認していました。
3Dエコーで比較的、顔がきれいに撮れた写真を持ち歩き、
暇さえあれば、取り出して眺めては、指でなでながらニヤけていました。

ところが、今回は、2人目ということもあるのでしょうか、
上の娘の世話にかまけていると、
さほどお腹の子を意識せずに、日にちが経ってしまいました。
仕事をしていた時のほうが、断然いそがしかったはずなのに、
思い出すのは、検診の時だけ、という感じで、可愛そうなぐらいでした。
上の娘の妊娠中は、椅子を持ち上げるのさえ、ためらっていたのに、
臨月に入っても、10キロ以上になった娘を抱きかかえて平気でうろうろしています。

つわりは、1人目の時より、かなり軽く済みました。
あーなんか気持ち悪いなあ、という日が3週間続いただけでした。
1人目の時は、臨月に入ると、むくみがひどくなって、足がぱんぱんに腫れてしまいましたが、
今回は、まったくそんな気配もありません。

安産のためにと、雑巾がけをしたり、運動をしたり、祈ったり、
安産に効くというハーブティーを飲んだり、といったことも、今回は、まったくしませんでした。
あれほど何をやったって、難産だったのだから、一緒、一緒、という気分でした。

産院を変え、通院に車で片道30分かかるところになりましたが、
上の娘を実家に預けて、その産院へ向かう行き帰りが、ほどよい「自分の時間」でした。
ふだんかけている童謡のCDを、自分の好きな音楽やラジオ番組に変えて道中を楽しみ、
検診の体重測定が終わるや、「今日だけ」と自分に言い聞かせて、
ファストフード店や喫茶店に立ち寄ったり、わずかな時間の気ままを満喫しました。


・・・と、順調に妊婦生活を楽しんでいたのですが、
年明けから、どうもお腹の子がずいぶん下がってきたような感覚がし始め、
病院からは「早産の傾向がある」と、お腹の張り止めの薬を出されるようになりました。
妊娠ライフ終盤戦は、娘を抱くのも自重し、そろそろしずしずと動いて、過ごしました。

なんとか正期産に入り、張り止めの薬も、もう服用をやめるように言われるかと思いきや、
「もったいないし、まだ、手持ちにある分は、飲んどいて。」とのこと。
それでも、その検診の2日後には、待ちきれなくなったように、おしるしが来てしまい、
あまり自然に逆らうのもどうなんだろう、と、自己判断で薬をやめました。