ハシちゃんの詩(うた)日記!

山郷の散策つれずれを
ペットのハシちゃんとつぶやきます。

不思議な花筏(はないかだ)

2012年06月07日 19時36分20秒 | 日記
 今年の春、野路を散歩していて不思議な植物を見つけた。どちらかと言えば低木で葉も特別変わっていない。平凡な植物に見えるが、なんと、葉っぱに直接花が咲いているのだ。この写真は、きょう撮ったもので、すでに実になっているが、くすんだ白の花はとても小さくムシのようだった。調べてみると、花筏(はないかだ)と言うそうだ。葉っぱを舟に仕立ててのことだろう。
 桜の花びらが水面に散った光景を「花筏」と言うが、ハナイカダと呼ばれる植物の存在は知らなっかた。赤松の大木の根方にそっと生きるハナイカダは、緑の可愛い実を葉っぱに乗せて風と遊んでいる。
 このハナイカダは、どの植物よりも進化をとげてしまったのか?そっと見守っていこう。

どこへ行ったのか牛たちは

2012年03月03日 14時52分31秒 | 日記
いつもの路のいつもの時間の散歩途中の放牧地に2頭の親牛が私を待っていてくれた?
2頭は、それぞれが、ほぼ同じ姿勢で毎日待っていてくれた?
そのうちの1頭はあんぐりあんぐり反すうしながら必ず座していた。
有刺鉄線のあいだから、こわごわ撫でると、長いまつげが瞬いていた。
もう1頭は、血気盛んで鼻息あらくかぶりを振って威嚇してくる。
ところが、今日はいつもと違う。
元気印の1頭だけ、遠くにちらっと見えただけで、いつもの指定席にいない。
病気になってしまったのか、果てはブランド品の朝地牛肉となってしまったのか。
他愛ない日々でも、ちょっとした変化があると、妙に気になるものだ。
明日は、いつものように、2頭が待っていてくれるように祈っている。

大きなやぶ椿の花が、ぽっぽっと咲き始めた。
この地に立てば、久住連山、由布岳、鶴見岳、高崎山が臨める。
真っ赤なやぶ椿さんには、今日は久住山を従えましょう。
 

 やぶ椿遥か久住山を控えけり




ムンクの叫び

2012年03月02日 17時36分24秒 | 日記
はしちゃんの住む山里に
絵の巨匠がやって来た
朝日が昇り始めると
気球に乗ったモネが東の空いっぱいに
日の出の絵を描き始めたよ
透き通った優しいタッチの色彩は
きっと 虹さんから
七色の絵の具を
借りてきたんだね

ハシちゃんが なごり雪の積った
庭駆け回り
描いた足跡は
陽に融けて 細長に歪み
まるで ムンクの叫びだよ

ほら
西の夕空 見てごらん
ゴーギャンが山の頂に立ち
燃えるような
赤い夕日の絵を描き始めたよ
山の地中深くに眠る
マグマだまりさんに
赤い 絵の具借りてきたんだね





朝もやにかすむ紅梅

2012年03月01日 11時38分12秒 | 日記
 
 
なごり雪の残る里山の絵画のような風景に、
ほのかにもやがかかり、ほころび始めた紅梅が視界にとまった。
 
 



朝もやの中の紅梅仄かなり

                
もう少し足をのばし、久住連山を望めばやはり大変な雪を抱えていた。
雲海も厚みを増しつつあった。


紅梅や雪の久住山背負い立つ
         

はしちゃんの詩(うた)

2012年02月29日 14時05分06秒 | 日記
来る日も  来る日も

メジロはみかんついばんでるよ

雪解けの昼下がり

お日様に抱かれた羽は

オリーブ色に照ってるよ

ぼーっとメジロの背なを眺めていたら

はしちゃんの自慢の黒毛が

ほろほろ  ほろほろ

オリーブ色に染まったよ 



朝カーテンを開けると真っ白な雪景色が広がっていた。
私の住むこの地の標高は、別府湾にどっかと座る高崎山(野生の猿園)より
ちょっと低いくらいに位置しており、久住連山を控えているので雪は多い。
水分もったり含んだ雪は解けるのも早い。
太陽がほんの少し微笑むだけで良い。
じわーっと、銀世界は消えようとしている。


はしちゃんの生い立ち

2012年02月28日 14時51分41秒 | 日記
はしちゃんこと黒芝犬の雑種は若き画家の飼ってた母犬から生まれた数匹のうちの一番チビで尻尾の欠けた可愛い子犬だった。ご飯をたくさんたべて大きくなれよという願望こめて、箸(はし)ちゃんとなずけた。14年間我が家の大切な一員としてともに暮らしてきたが、天寿を全うした。はしちゃんの父親は股旅者で親としての思い出はなにもないに等しい。雌犬だった彼女はとても優しかった。そう、とても優しかったが、おすわりだけしかできなっかた。しかし、詩を紡ぐのは大好きだった。

今朝も氷点下

2012年02月27日 17時12分11秒 | 日記
やはり今朝も氷点下だった。

自宅から10分ばかり歩くと、尾根ずたいにくぬぎ山が数キロ続く。

椎茸の生産が盛んなこの山村は、この時期、椎茸菌を植え付けるほた木を伐るチェンソーの音が

あちこちから聞こえる。


穏やかなお日様が天高く上がる昼下がりの散歩は、早朝の氷点下をすっかり忘れてしまう。


春起こすチェンソーの音谺する

忙しい松ぼっくり

2012年02月26日 11時18分51秒 | 日記
松ぼっくりは、雨にあたると固く閉じてしまう。

松の幹や道端には、かりかりに尖った堅い松ぼっくりばかりになる。

やがて、太陽のお出ましとなると、松ぼっくりのひだが一枚一枚と

開いておおきく膨らんでくる。

種子の旅立ちが始まるのかな。  

開いたり、閉じたり、松ぼっくりなりに多忙な命を紡いでるようだ。


福寿草

2012年02月25日 13時58分39秒 | 日記
福寿草はいち早く春を察知する。

それゆえに、冴え返りに会うと大変な目にあう。

この陽気に誘われ花数も増し、蕊も見えるようになった。

春の訪れを信じて、ぽっかりぽっかり開く福寿草たちに

氷点下の気温は、もう来ないでほしい。
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