5月2日、聖路加国際病院礼拝堂の「夕の祈り」へ、レギストラントのお役目で出動。とは言っても、演奏される3曲中2曲はオルガニスト自身がノブを動かすことになっていて、自分が担当するのは曲が進行する間にノブの出し入れが必要なブクステフーデのWie schoen leuchtet…のみ。自分も弾くことのある曲だし、各セクションのそれぞれでどういう音をオルガニストさんが作りたいか理解していたから、ま、久しぶりのお役目とはいえ結局はまずまず安心して臨めました。ただ、座っているオルガニストとリュックポジティフの狭い空間を通って演奏台の反対側にそーっと移動する時に演奏の邪魔にならぬようにやや神経を使ったか。当方、スリムでないのでね(苦笑)。
曲の最後の最後、ペダル声部が出現するタイミングに合わせてCymbelsternを使うことになっていました。このNebenregisterのメカニズムの中身をご存知の方にはご理解いただけると思いますが、そのノブを引っ張っても、すぐにはチャリン、と鳴り出してくれないし、ノブを押し戻しても鳴り止むのにわずかに時間差がある。というわけで、オルガニストが狙ったタイミングで小さなグロッケンが鳴り出すようにするためにそのポイントよりほぼ一拍前にノブを引っ張り出し、あるいは最後のアコードが鳴り止んだ後わずかにグロッケンが残るようにするために、オルガニストがリリースする少し前からノブを押し戻す、という微妙なことをやっていました。そのタイミングを掴むために、前日何度その箇所を弾いてもらったことか(苦笑)。本番は…あとわずかにグロッケンの音が残るようにできたらよかったかな、という按配だったかと。
4月半ばからこの日まで、計6回のコンサートをこなされた野田さん、お疲れ様でした。久々のレギストラント仕事、楽しくやらせていただき、感謝でした。
さて、翌日からはいよいよブランデンブルク協奏曲全曲演奏会のお手伝い。自分にとっては今年のチェンバロ仕事の中では最も大一番のもの、と言えるかも。
曲の最後の最後、ペダル声部が出現するタイミングに合わせてCymbelsternを使うことになっていました。このNebenregisterのメカニズムの中身をご存知の方にはご理解いただけると思いますが、そのノブを引っ張っても、すぐにはチャリン、と鳴り出してくれないし、ノブを押し戻しても鳴り止むのにわずかに時間差がある。というわけで、オルガニストが狙ったタイミングで小さなグロッケンが鳴り出すようにするためにそのポイントよりほぼ一拍前にノブを引っ張り出し、あるいは最後のアコードが鳴り止んだ後わずかにグロッケンが残るようにするために、オルガニストがリリースする少し前からノブを押し戻す、という微妙なことをやっていました。そのタイミングを掴むために、前日何度その箇所を弾いてもらったことか(苦笑)。本番は…あとわずかにグロッケンの音が残るようにできたらよかったかな、という按配だったかと。
4月半ばからこの日まで、計6回のコンサートをこなされた野田さん、お疲れ様でした。久々のレギストラント仕事、楽しくやらせていただき、感謝でした。
さて、翌日からはいよいよブランデンブルク協奏曲全曲演奏会のお手伝い。自分にとっては今年のチェンバロ仕事の中では最も大一番のもの、と言えるかも。