間際のご案内となってしまいました。
専属合唱団に正団員として加わって今年でちょうど10年となりました、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンの企画。三菱UFJ信託音楽賞を受賞した前回の公演に続き、今年演奏されるのはヘンデル晩年の傑作「イェフタ」です。
(ヘンデル・フェスティバル・ジャパンのWebサイトは
こちら)
第13回ヘンデル・フェスティバル・ジャパン
オラトリオ<イェフタ>HWV70
2016年1月11日(月・祝) 15時30分開演 於 浜離宮朝日ホール
イェフタ(テノール):辻 裕久
イフィス(ソプラノ):広瀬奈緒*
ストルジェ(メゾソプラノ):波多野睦美
ヘイマー(アルト):山下牧子
ゼブル(バス):春日保人
天使(ソプラノ):冨山みずえ*
* 当初の配役が変更になりました
キャノンズ・コンサート室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
Vn1 川久保洋子(コンサートマスター)/ 廣海史帆 / 長岡聡季 / 宮崎容子
Vn2 渡邉さとみ / 高橋真二 / 天野寿彦
Vla 伴野剛 / 中島由布良
Vc 懸田貴嗣 / フェルナンド・サンティアゴ・ガルシア
Vlo 角谷朋紀
Ob 三宮正満 / 篠原由桂
Fl.trav 岩井春菜
Fg 岡本正之
Tr 内藤知裕 / 相馬伸恵
Hr 大貫ひろし / 間宮淳
Cemb 平野智美
Org 勝山雅世
Lute 高本一郎
キャノンズ・コンサート室内合唱団
Sop 千石史子 / 中山美紀 / 本田三千代 / 本宮廉子 / 山崎千恵 / 渡邉公実子
Alt 奥野恵子 / 加形裕子 / 田中栄吉 / 宮恵美子 / 横町あゆみ
Ten 藍原範道 / 小沼俊太郎 / 坂口寿一 / 福島康晴 / 前田ヒロミツ
Bass石井賢 / 井手守 / 小家一彦 / 小藤洋平 / 酒井崇
指揮 三澤寿喜
全席指定 S=7500円 A=6000円 学生=3000円
主催:ヘンデル・フェスティバル・ジャパン実行委員会
旧約聖書の「士師記」に取材したイェフタの物語で本作品に劣らずに有名なのは17世紀のジャコモ・カリッシミのオラトリオでしょうが、悲劇で終わるそれと異なるストーリーがヘンデル作品の台本には取り入れられています。
ヘンデルの、実質最後のオラトリオとなった、この隠れた傑作に是非直に触れていただきたく思うところです。
第一幕と第二幕の合間にはヘンデル自身が実際に行ったのと同様、オルガン協奏曲が演奏されます(今回はオルガン協奏曲作品4の4 ヘ長調より )。私が提供する楽器の、17世紀ハンブルク様式のオルガンにきっちり由来する8フィートのHolpijpと、2列のFluitの麗しい音の組み合わせは、他のポジティフでは実現できない、実に際立ったもの。今公演ではその特別な世界も是非ご堪能いただければと考えます。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。
(この現場が終わったら、次の大仕事は鍵盤楽器3台=鍵盤数合計5段(笑)を世話するタフな企画が待っている…)