こんばんは、かくえいです。
今日は文字が多くて長いです。
途中残酷な描写もあるので、血なまぐさいのが苦手な方はバックでお願いします。
人間は何者も殺さずには生きてはいけない、ただの雑食動物です。
無益な殺生はせぬ。
というのが理想ですよね。
では、有益な殺生とはどこからなのか。
食べる
食べるのは、まあしょうがないよね。
でも野菜食べたって生きていけるんじゃね?
そんな事を言うと、植物だって生きてるし!なんて事を言い出す人がいて、まず収拾つかなくなりますので置いておきます。
犬や猫を食べる国ももちろんあるので、食べた後の三味線用の皮は日本に届くのです。
日本でも鯨食文化がありますしね。
鯨は、泳ぐ姿はとても雄大で好きですが、私は美味しくいただけます。
イルカ、一緒に泳いだ事がありますよ。人に慣れていて、とても可愛いです。
食べろと言われたら、うーん、どうでしょう。食べるでしょうかね。
ジビエでウサギだって食べます。
あれはめちゃ美味しいです。
馬、乗馬を習った事がありますが、馬はとても賢い!そして人間に従順です。
でも、私は馬刺し大好きです。
私は田舎でかなりの殺生をしております。
猪とヤギは、自分で手を下しはしませんが、解体のお手伝いをしました。
猪の頭を落とす時にはさすがに手が震えましたけど。
釣りで大物がかかった時には、暴れるので棍棒でぶん殴ります。魚が失神しているうちに、生きたまま血抜きをします。
伊勢海老は、生きたままを沸かした湯に入れて、蓋をします。
特大伊勢海老だと、蓋を持ち上げて逃げようとするので、蓋に重石をしなければいけません。
カタカタと、まだ生きてもがいている気配が止むのをただじっと待ちます。
そして鶏は、1人で殺して捌きました。
首の軽動脈をナイフで切り、急いで袋に入れて血抜きをします。
急ぐのは、鶏が暴れて血が噴き出すために地面が汚れるからです。
袋の中で鶏が絶命するのを待ちます。
20年以上経った今でも、ナイフで喉笛を掻き切った感触は生々しく覚えています。
その鶏は、ヒヨコから知っている鶏でした。
私は「ベイブ可愛い~」と言いながら、トンカツを平気で食べるような人間です。
だから、いくら自分が犬猫が大好きであっても、食に関しては、他国が犬を食おうと猫を食おうと、口出しする資格がないと思っているのです。
着る
要はこれですよね。
鯨食やイルカ食は譲れても、これだけは許せない!
という方が多いのではと思います。
ファーは有益?
今では遜色無いフェイクがあって、、、とおっしゃる方もいます。
私は仕事柄、ファーをたくさん見ますが、遜色無いようなフェイクファーをいまだ見た事がありません。
成人式の着付けの時も、皆さんストールをお持ちでしたが、全員がリアルファーでした。
親御さんが娘さんの晴姿の為に奮発されたのでしょうね。としか思いませんでしたが。
良いファーは、リメイクして、10年、20年は余裕で使えます。
ファーメーカーでも、サガフォックスなどの高級メーカーは、苦痛をなるべく減らすと殺方法をとっているそうです。
では、
牛を殺して革を取るのは有益?
豚革だって、馬革だってあるのよね。
あれは食用の余りだから、、、というのは大間違いです。
牛革の主な輸入先はインドですが、インドではヒンドゥー教徒が多く、国内での牛肉の消費は少ないです。
革の全てが食用からの転用とは考えられません。
ダウンジャケットは有益?
もちろん、水鳥の羽根を毟ります。
死んでからむしるのでしたら、まだ良いのです。
ライブハンドピッキングという採取法は、生きたままバリバリと羽毛を毟ります。
もちろん、毟られた水鳥は血だらけで死にます。
ダウンジャケットには約10羽分の水鳥の羽根が使われています。
そして、羽毛布団には100羽分の水鳥の羽根が使われています。
これも、全てが食用からの転用とは言い切れません。
消費される肉の消費量と合いません。
でも、羽毛布団は軽くてあったかいんですよね。
私は冷え性なんで、手放せません。
私は、自分が買わないのも、食べないのも、全て自分で完結するのが良いと思っています。
殺されるウサギやキツネが可哀想なので、毛皮をやめる!というのは、とても素晴らしい志であると思います。
牛が可哀想なので、革製品は持たない。というのも、立派なポリシーだと思います。
しかし、前提として、それはメーカーの非道を発信する事であり、持っている人間に対してどうこうと言う事ではないのだと思います。
私はよくお三味線を聞きに行きますが、演奏中に大声で批判をしに来た方がいて、とても嫌な気分になった事があります。
お三味線、生活に不要ですね。
お三味線は有益?無益?
そして、私のお気に入りの手袋。
これは5年前に、うちの旦那が買ってきてプレゼントしてくれたもので、付いているファーはリアルラビットです。
有益でも無益でも、すりきれるまで、これは大事に使うつもりです。
ティッシュでくるんで机やバックに隠してました。
担任の先生は戦争を体験した世代の方でしたので、食べ物を残すことに大変厳しかったからです。
食べるまでいつまでも残されました。
クラスの男子に見つかり軽いいじめのようなことがあり苦い思い出です。
でもハンバーグだけは好きになりました。矛盾してます。
どうして殺して食べなければならないのか、小さい時は切実に考えてました。
でもだんだんと考えないように鈍くしていったんだと思います。
こういうことを考えるといつも、「美味しんぼ」の捕鯨の話や、「ぼくの地球を守って」のキチェサージャリアンの話を思い出します。
漫画脳ですね。
若くして亡くなった俳優リバーフェニックスさんはご両親の影響で厳格なベジタリアンだったんですよね。
革製品は勿論、来日したときも蕎麦を出された時、鰹だしのつゆを拒否された話をよく覚えてます。
亡くなられた時追悼の記事に「彼は自然を愛していたけれど、一番身近な自然の人間を愛さなかった」とあり、何故か忘れられません。
余りに厳しく自分に課すると生きてることが辛くなってくるなあとは一年前から肉食を止めてみて感じます。
私も羽毛布団にくるまってる人間ですからえらそうなことは言えませんが、やっぱり毛皮は自分必要ないかなと思います。
でもかくえいさんが旦那様のプレゼントの手袋を大切に使われるのは素敵なことだと思います。
知って考えて選択していく、この繰り返しですよね。
難しい話はおいて。旦那様がプレゼントしてくれた手袋なんですもの。お気に入りで当然。
素敵な手袋です。
それ以上に素敵なのは今日のかくえいさん。昨日からのモヤモヤしたのがスッキリしました。
ありがとうございます!!
私も田舎育ちなので、同じような経験もあります。羽根布団も使います。
もちろん、私なりの考えもありました。だから、今日のお話を読んで、すとんと胸に入ってきた感じでした。
色々と言うつもりはございません。というより、言うことはないですよね。
ただ、最後に手袋が旦那さまのプレゼントのこと。うらやましい限りです(笑)
大切になさってくださいませ。。。
こちらでのコメントは初ですが思わず。
今回の記事、とても考えさせられました。
犬も猫も大好きですが、馬が大好きで、
競走馬を愛する余りにしばらく乗馬をしておりました。
本当に賢くて美しい動物ですが、サラブレッドも繁殖や乗馬として生き残れるのはほんのわずかです。
淘汰された子たちはライオンのエサやペッドフード行き。コードバンとかもありますよね、馬革。
豚も牛も電気ショックで気絶させられたあと放血されてお肉になります。
でも経済動物だから、で終わりなんですよね。
命ということであるなら植物だろうが動物だろうが他者の命をもらわないことには人間は生きていけません。
リアルファーは持っておりませんが、ダウンコートは愛用しています。
かくえいさんの仰る通り、それこそ有益と無益の価値観は人それぞれなのだと思います。
判断するのは自分でいいんじゃないでしょうか。それを人に強要するのはどこか違うよなぁと思います。
こんな私ですが、猫を飼える場所に引っ越すためにちまちまへそくり貯金を始めました。夏くらいには保護猫を引き取りたいと企て中です。
茶色氏みたいな子が理想です。
あ、みんな大好きですよ!
動物愛護を叫ぶ人は、叫ぶ方向を間違ってはいないだろうかと思います。
動物を殺すなというなら、動物を殺すことで生活をしている人たちに代わりとなる仕事を提示してからにするべきかと。
だいたい、ヒステリーオバさん。
ベジタリアンの俳優の話は何も殺さずには生きれない、突き詰めると生きづらくなると当時感じたことを書いたつもりです。
でも知ること考えること選択することはやはり大事だと思っています。
私も毛皮は持ってませんが、ダウンコートと羽毛布団は北海道在住なので必需品です。
革靴、バッグ、シルクの肌着、など生き物がもとの製品を買ったり使ったりするときは、私なりに決めていることがあります。
その生き物が生きて天寿を全うしたであろう年数より、絶対長持ちさせよう! ということ。
だから私の持ち物は20年30年以上のものばかり。(シルクはほんとに丈夫)
そうやって命を頂いた分、大事にしています。
自分の手であやめて手に入れた物ではないので、その部分を担ってくれている人々に文句は言えないと思いつつも、今以上に苦痛のないやり方が開発されることを願ってています。
かくえいさん、ありがとう。
コメント欄、また閉じちゃったらさみしいなぁと思いながらなにも書けませんでした。
とにかくですね、出掛けにいたずらを仕掛けられているのに一連の流れを写真に納める、これブロガーの鏡。
しかし黒子氏はまだしも、ダンディ茶色氏までも手袋のふわふわに食いつくなんて!猫ってずっとそうなんですね。
くるさんとこのポっちゃんもずっとコレクターですしね。
うちの二匹は9ヶ月と1歳10ヶ月。落ち着く日なんて来ないんだと、覚悟を決めました。
愛読ブログで過ごしておりましたが、
コメントせずにいられなくなってしまいました。
前回のブログコメントにずっとモヤモヤしていました。
1人でじゃあ羽毛布団はいいの?牛革はいいの?肉食べないの?ってツッコミ入れてるイタい人してました
書いたら炎上して迷惑かけてしまう…って
今日ブログ読んでてスッキリしました
長々気持ちを書いてしまいそうなので
これにて失礼します。
プレゼント素敵です。
私もお互いを大事に出来る夫婦になれるよう過ごしていきたいと思います