隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ラジオ大好きっ子!~「ラジオにまつわるロックナンバー」

2019年11月05日 01時05分30秒 | スピッツ

2019.11.03 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM



 ニューアルバム『見っけ』のリリースから約1か月。
 取材で言い忘れたことをここでいくつか・・・。
 「『ぼくの曲がったしっぽ』でステキなフルートを吹いてくれているのは、元吉田ヨウヘイGroupの池田若菜さん」
 「今回も、『快速』でCzecho No Republicのタカハシマイさんに参加してもらっている」
 そして、「わかると思うけど、『ラジオデイズ』の間奏で流れているDJの声はオレ」
 この番組からの流用ではなく、スタジオでちゃんと録ったそうだ。
 最後でちょっと切れちゃっているのは、「ラジオネーム、夜に咲く朝顔さん」と言っているんだって。
 「深夜ラジオ聴いちゃって、昼よりも夜に元気になっちゃってる人」というイメージらしい。なるほど。

 そして今夜は、「ラジオにまつわるナンバーで漫遊記」。
 ラジオの民間放送は、来年で100年だそうです。
 草野「ラジオ大好きっ子としては、これからの末永く、ラジオ文化、続いてってほしいなと思います」


 オンエア曲
 01 ラジオデイズ(スピッツ)
 02 ラジオ・スターの悲劇(The Buggles)
 03 トランジスタ・ラジオ(RCサクセション)
 04 Radio Ga Ga(Live Aid)(Queen)
 05 I Won't Turn Off My Radio(Ken Yokoyama)
 06 Guerrilla Radio(Rage Against The Machine)
 07 涙のリクエスト(チェッカーズ)
 08 Radio Radio Radio(THE BELL'S)

 漫遊前の一曲は、「もちろんこの曲です」、スピッツで「ラジオデイズ」(2019年、ニューアルバム『見っけ』)。
 たしかに、スピッツにしてはストレートなわかりやすい歌詞だけど、でもそこらに転がっている単語で、こんなに「ありふれていない」ラジオ愛を伝えてくれるなんて、やっぱり才能か。
 ギターに絡むベースが歌っていて心地よいサウンド。
 「ラジオ好きには刺さる曲です」には「うれしいメッセージ」って。
 台風の被害の映像を見ると心が締め付けられるけれど、「ラジオは平常心に戻してくれる。私は今日もラジオからのたくさんの曲に救われている」というメッセージも。
 草野くんの友人宅も台風のあと停電だったそうで、「情報が入らない!」と。radikoダウンロードという方法もあるけれど、「防災グッズの中に手回しで充電できるラジオがあるといいね」と。
 スマホ頼りの私でも、「手回しで充電できるラジオ+懐中電灯」、用意してます。サイレンも鳴るので、スイッチを間違えるととんでもない音が鳴って、心臓に悪い(笑)。

 最初の曲は、「オレの中で『ラジオにまつわる曲』と言ったら、この曲!」、1979年の大ヒット曲、The Bugglesの「Video Killed the Radio Star ラジオ・スターの悲劇」(1979年、シングル/1980年、1stアルバム『The Age of Plastic』)。
 おお、懐かしい・・・。
 草野少年が小学生のころ、ラジオですごくかかっていて、あの特徴的なリフレインが「のび太の声(小原乃梨子さんの声)に似ている」と話題になっていたとか。
 メンバーのトレヴァー・ホーンは解散後いっときYesに加わり、その後はプロデューサーとして活躍し、Frankie Goes To Hollywoodやt.A.T.u. も手掛けたとか。
 80年代に入ると、シンセサーザーを多用したテクノポップの時代が幕を開けるけれど、その先鞭をつけたって言われていますね。

 次の曲は、RCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」(1980年、11thシングル)。
 草野「日本の曲でラジオのことを歌っているといったら、まずこの曲ではないでしょうか」
 「授業さぼってラジオきいてる」は、「当時いけないことをしちゃうことに憧れていた少年にはドンピシャだった」と。
 (私的には、「ベイエリアから リバプールから♪」が、ラジオにしがみついていた頃を思い出させるな。)

 次は、Queenの「Radio Ga Ga」(Live Aid)(1984年、32ndシングル/今夜の音源は1985年のライブでのもの)。
 この選曲を機に歌詞を見直してみたら、「スピッツの『ラジオデイズ』に結構近いことを歌ってたんですね」と。
 草野「イギリスでも日本でも、同じようなことを考えている人がいるんだな、と感動してしまいました」
 それまでは、そういうことも考えずに聴いていたそうだ。
 今夜は、映画『ボヘミアン・ラプソディー』でも話題になったLive Aidでの音源で。
 こちらは、オフィシャルビデオ。
 Queen - Radio Ga Ga (Official Video)


 ここでメッセージコーナー。
 「ラジオに投稿して読まれたことは?」という質問。
 地元福岡のKBCラジオの番組『PAO~N ぼくらラジオ異星人』のパーソナリティー、沢田幸二さんに読んでもらいたくて文面を考えているうちに「それで満足しちゃって投稿しなかった」タイプらしい(笑)。
 どんなコーナーがあったかなと調べてみたら、「キャンパス漫遊記」というのがあって、この番組のタイトルつけるときに「影響受けてたかもね」。
PAO~N ぼくらラジオ異星人 わけありランキング1983年

 マシンガントークで、九州のローカル局所属でありながら全国区の人気者だったんですね。
 (私は深夜放送世代で、『オールナイトニッポン』聴いて受験勉強。投稿して2回読まれました(笑))


 次は、Ken Yokoyamaで「I Won't Turn Off My Radio」(2015年、ソロ3rdシングル)。
 「近い世代だから、ラジオへの思いには共通するものがある」と。
 PVには日本語訳が字幕でついているので、「ぜひ見てください。とてもいい曲」と。
Ken Yokoyama- I Won’t Turn Off My Radio (OFFICIAL VIDEO)

 PVのストーリーも含めて、草野くんの言うように「ラジオへの熱い思い」と、昔の勢いを失いつつあっても敬愛の気持ちの対象として存在してくれるものへの畏敬の念が感じられて、理屈なく、いい楽曲。

 ちょっと感動。
 Ken Yokoyama氏のインタビューが、ココにある。
 
 次は、Rage Against The Machineの「Guerrilla Radio」(1999年、3rdアルバム『The Battle of Los Angeles』)。
 草野「今までの曲とはちょっと違う傾向かな。権力に支配されないレジスタンスラジオ放送のことを歌っている。反体制な彼らならではのアグレッシブな曲になっている」
 草野くんの説明のように、途上国で低賃金で働かせて生産されたものを低価格で販売する先進国の企業のやり口を、ここではGAPのCMのパロディで批判している。
Rage Against The Machine - Guerilla Radio uncensored


 最後は、チェッカーズです! 「涙のリクエスト」(1984年、2ndシングル)

 福岡出身の「大先輩バンド」。
 80年代初め、メジャーデビューする前から「福岡ではスターでした。全員黒いスーツを着て、フィフティーズ色も強かった」。
 高校ではチェッカーズのコピーバンドをしていたという草野くん。
 「演奏して客席がいちばん盛り上がる曲」と。
 「なみだ~の リクエ~スト♪」(笑) よく流れてたなあ、あの頃。
 曲終わりで、「Rage Against The Machineのあとで聴いても、意外とサウンドいいですね」


 特集終わりに。
 草野「ラジオにまつわる曲って、ほかにもたくさんあるんだよね」
 Judy and Maryの「Radio」。こんなの見つけちゃいました! 再結成なくても脳裏にはりついている記憶!
JUDY AND MARY|Radio (1996年)
 
 草野「これは昔﨑ちゃんがカバーしたことがあったかも。今度、本人に確認してみよう」
 ほかにも、「the pillowsの『レディオテレグラフィー』、クリープハイプの『ラジオ』もカッコいい曲ですし。もう一回くらい特集できそうですね」と。ぜひぜひ。


 最後は、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 ZO-3は「みそか」です。
 今夜は、THE BELL'Sで「Radio Radio Radio」(1989年、1stシングル)。
 80年代の日本のロックの音源は入手困難なものが多く、草野くん自身もこの曲はカセットでもっているそうで、「音源、あったんですね~」と。
 ダメ元でスタッフに投げたら、「あった」ということで、「とてもうれしいです」と。
 THE BELL'Sとはアマチュアのころ何度も対バンしていて、「とくにギターの野山さんのプレイがかっこよくて、憧れてました」。
 草野「スピッツの『ラジオデイズ』の世界観はこの曲とかなり近いと思います」
 こちらがPV。
The Bell's - Radio Radio Radio


 来週は、ワンアーティスト特集。「The Muffsで漫遊記」。
 草野「先日、ボーカルのキム・シャタックさんが若くして亡くなってショックだったんですけど。ステキな曲がたくさんある大好きなバンド」 
 ココに訃報のニュースがあります。

                            



 俳優の山谷初男さんが亡くなったというニュース。
 以前に見た映画『胎児が密漁する時』DVDでの役者 山谷初男の乾いたようでねちっこい演技が、その後の山谷さんのどんな演技の裏側にも見え隠れして、私にとっては安定と危なっかしさがバランスよく混ざり合った大好きな役者。
 人畜無害な老人を演じても、過去にはだれでも何か言えないことがあるもんさ、と言われているような、そんな雰囲気が魅力的でした。


 
夕食後のウォーキングで、初めて、風の冷たさを感じた。
 ステキな秋に気づかぬまま、冬に突入か。

 季節は非情だ。
 騙されたふりをして、負けずに、しなやかに、この道を進むしかないね。


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